どこもかしこも黄色い花に彩られていた鳥類園ですが、白色チームも負けてはいません!
日本の里山を代表する
コブシが開花しました。花も実も目立つ樹ですが、同じ時期に咲くサクラに押されて、マイナー感があるのは否めません。

白色に包まれた花は、ソメイヨシノより約1週間早く満開になります。東北地方では、コブシの花が咲くのに合わせて農作業を開始したため、「タネマキザクラ」「タウチザクラ」といった俗名があるそうです。

(■コブシ 上の池西側園路 2006年3月21日 撮影:田邉)
毎月第1・第3土曜日恒例のヨシ刈りイベントが行われた18日、作業途中の参加者の方がニホンアカガエルを発見しました。

(■ニホンアカガエル 下の池 2006年3月18日 撮影:中村)
今冬も上の池の水辺にはニホンアカガエル&アズマヒキガエルの卵塊が産み落とされているのですが、ニホンアカガエルの姿を見つけることができませんでした。そして、この日、とうとう親の姿を目の当たりにすることができたのです。今年の夏にはオタマジャクシからカエルの姿になったニホンアカガエルを見ることができるでしょう。

目から背中まで通る線が特徴のカエルです。鳴き声もかわいいんですよ~。
★春休み特別企画 鳥類園ネイチャーウォッチング~花虫風月・春編 春の気配を探してみよう~

今週末の3/25(土)にガイドツアー特別編を実施します。
参加費無料のイベントですので、お気軽にご参加ください。
テーマは
「3月の鳥類園歳時記」です!
■日 時:3/25(土)14:00~15:00
■参加費:無料
■定 員:20名
■内 容:春を感じることができる生きものを中心とした感察会です。みんなで春の気配を探してみましょう!
<申込方法>申し込みの必要はありません。時間になりましたら、葛西臨海公園 鳥類園ウォッチングセンターの1階にお集まり下さい。

春を感じることができるのはサクラだけではありません!自然の花鳥風月で季節を感じることができると楽しいですよ~。
先日、WBC決勝戦を観たかった気持ちを泣く泣く抑えて勤務に入っていた田邉です。既に上野公園のサクラが開花したというニュースが飛び込んできました。鳥類園のオオシマザクラはまだつぼみの状態ですが、着々と花を開く準備を整えています。今週末には綺麗な花が観られるでしょうか?

(■集団のスズガモ 東なぎさ沖 2006年3月21日 撮影:田邉)
・カモ類・・・渡り前の大集結なのでしょうか、東なぎさにおびただしい数のスズガモが集まっています。上の池のホシハジロはだんだんと数を減らし、600羽ちかくになりました。そろそろ見納めでしょうか?その他、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、ミコアイサが見られました。
・サギ類・・・婚姻色に染まったアオサギがよく観られます。上の池上空を鳴き交わしながら追いかけっこをしています。その他、コサギ、ダイサギが観察できました。
・猛禽類・・・ドバトらしき野鳥を捕らえたチュウヒが上の池のヨシ原で観察できた他、オオタカ幼鳥、ノスリが確認できました。

(■獲物を捕らえたチュウヒ 上の池 2006年3月21日 撮影:田邉)
・水鳥類・・・下の池が久々ににぎやかになっています。マガモのペア、コサギ、ダイサギ、ツグミ、ハクセキレイに加えて、セイタカシギ、タシギ、コチドリが観られました。かわいい足を振るわせて食べものを探すコチドリの姿が印象的でした。

(■コチドリ 下の池 2006年3月21日 撮影:田邉)
・小鳥類・・・先週に続いてヤマガラ&ウグイス&メジロのさえずりが聞こえます。また、梅の花に群がるメジロの群れとヨシ原でカイガラムシを食べるオオジュリンもよく観察できます。
名 前:石井 桃子 (いしい ももこ)♀
識別ポイント:かわいい外見に似合わず体力あります。カモシカを求めて道なき雪の山道を進軍してしまうのです。
好きな鳥:シジュウカラ(小学生の時の自由研究でなんとなく図鑑を見て選んだシジュウカラの模型を作ったことがきっかけだそうです。スズメ、カラス以外で最初に識別できたのがシジュウカラだとか。)
コメント :昨年の秋からの研修を経て、正式な鳥類園サポートスタッフになりました。大学卒業後にさらに自然系の学校に再入学した彼女は熱心な勉強家です。かわいがってあげてください~!