カイツブリの仲間が冬羽から夏羽になりました。鳥類園となぎさの間にある水路ではハジロカイツブリの見事な夏羽が見られます。この夏羽のハジロカイツブリをはじめて見た時、「友達になはなりたくない面構え」と思った人は私だけではないはず。
(2007.3.18 ハジロカイツブリ
Podiceps nigricollis 水路 撮影:星野)
渡りを始めているカモ類に続き、ハジロカイツブリもあと数週間で葛西臨海公園から飛び立ってしまうことでしょう。(大原)
25日(日)の午前中は傘もさせないほどの暴風雨でした。私の勤務日はかなりの確率で天気が荒れます・・・。そんな悪天候をもろともしないタフな鳥たちは、“田んぼ”に集って懸命に餌を探していました。(武井)
◆カイツブリ類・・・鳥類園内のカイツブリはきれいな夏羽になっていました。その他、東なぎさとの間の水路でハジロカイツブリ、カンムリカイツブリを確認しました。
◆カモ類(1)・・・上の池のホシハジロがついに50羽を切りました。すべてのカモ類を合わせても200羽弱です。
◆カモ類(2)・・・広くなった池ではミコアイサ(オス)の姿がさらに目立っていました。その他は、マガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、ハシビロガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロを確認しました。
◆シギ・チドリ類(1)・・・下の池では、今週もコチドリの姿が見られました。セイタカシギは31羽を記録しました。
◆シギ・チドリ類(2)・・・その他は、タマシギ(まだいます)、アカアシシギ、タシギ、25日にはハマシギ、オオハシシギも確認しました。
◆クイナ類・・・下の池の擬岩から見ることができました。シャイな様子は相変わらずですが、今週はファンサービスか、我々の目の前に姿を見せてくれました。
◆タカ類・・・24日にチュウヒ1羽を見ました。猛禽に出会う確率がずいぶんと減ってしまいました・・・。
◆小鳥類(1)・・・ウソが園内のオオシマザクラの花芽を30分もの間(!)食べ続けていました。よほどの美味しさだったのでしょうか。ほかにはヤマガラ、ジョウビタキ(メス)も見られました。25日にはトラツグミの姿も。
◆小鳥類(2)・・・ほんの数歩手前でウロウロしている鳥。「スズメか」と一瞬思って、よく見るとアオジでした。園内を一周する間に何度アオジにチッチッと舌打ちされたか・・・。その代わり、といってはなんですが、ウグイスが上手なさえずりを聞かせてくれました。
ウォッチングセンターから見える場所に亀島はあります。下の写真は2006年12月2日の様子です。
現在はヨシ刈りサポート隊の参加者の力によって、ヨシを刈りとりにより、“島”になっています。
ちょっとわかりにくいですが、島の周りにある岩が亀の手足と見えるため、亀島と呼んでいます。
ヨシの刈り取りとクズの除去の結果、今週は亀島のまわりにコチドリ、亀島にはアリスイがやってきました。
(2007.3.21 アリスイ
Jynx torquilla 亀島 撮影:中村)
最近、夕方になると突如現れるヒドリガモの群れです。
18日(日)は19羽の群れ、21日(祝)は14羽でやってきました。
日によっては、ヒドリガモとアメリカヒドリの交雑も混ざっています。ちょっと注目してみてください。
ちょっと前になりますが、
ecomom[エコマム]の取材を受けました。エコマムとは日経BP社さんがつくっているフリーマガジンで、「30歳代のママを読者ターゲットとし、ナチュラルでエコなライフスタイルを提案する雑誌」です。きれいなwebがありますので、ぜひご覧になって下さい。
で、基本的に土日勤務のため、取材の方はわざわざガイドツアーの時に合わせて来て下さったのですが、カッコつけようとして緊張してトークはカミカミでした。ああ、恥ずかしい(-_-;。
マンガ風のイラストと文章で紹介されるらしく、5月15日発行予定です。webから登録すると無料で送ってもらえるらしいので、興味のある方はぜひ読んでみて下さい。(忠)