2月23日(月)の西なぎさ調査時に打ちあがっていたモクズガニの仲間です。
このモクズガニの仲間、在来種のモクズガニEriocheir japonica以外は
特定指定外来種に指定されている要注意の蟹です。このうち上海蟹とも呼ばれている
チュウゴクモクズガニは、2004年に東京湾の「お台場」で見つかっています。もしかしたら葛西でも発見・・・なんて不安もあって、気になり調べてみました。
2種の識別箇所は、甲羅の側縁にある突起です。モクズガニ(在来種)が甲羅側縁に3つの突起があるの対して、チュウゴクモクズガニ(外来種)は4つあります。
環境省HPに同定マニュアルがありました。記事中段の「同定マニュアル」に進んでください
それでは今回の調査で見つかった個体はどうでしょうか。
どちらでしょうかね?突起は4つに見えますが、額域の棘は見当たりません。在来種のような気がします。
自然環境研究センター(2008)『日本の外来生物』 平凡社 によると、「
在来のモクズガニは甲羅の凹凸が弱く、足が太短い」と記載されていました。うーん、難しい。素人の私には分かりません。(大原)