今回の「ひがたん」では、下の池「亀島」周辺に生えるヨシの地下茎を除去しました。これはシギ・チドリ類の餌場となる「開水面」の部分を維持するための活動です。(大原)
湿地表面をシャベルで30~50cm掘り返すと、白くて太い「ネギ」のようなヨシの地下茎が塊となって姿を現します。この作業をひたすら繰り返し、そろそろ腰が痛くなってきたなと感じ始めたときです
。突如、『うわぁぁぁ~~』とひがたん参加者の悲鳴が亀島に鳴り響きました。出てきたのは
天然物のウナギです。ヌルヌルしていて捕まえるに苦労させられました。鳥類園では、アオサギやカワウが飲み込んでいるのを見かけます。さらに、こんなのも立て続けに見つかりました。
たぶんマハゼです。思わぬ出会いに、スタッフ含めた「ひがたん」参加者7名皆興奮しました。最後には、上の池「たんぼ」に集まるアズマヒキガエルを見に行きました。まあ、いるわいるわ。「たんぼ」の池に入ると、足の踏み場がないくらいにアズマヒキガエルがうじゃうじゃと・・・。
水面に浮かんでいるのは全部アズマヒキガエルです。「たんぼ」全体では、1000匹以上いるのではないでしょうか。池の中には産み落とされた卵の塊(卵塊)が何十個もありました。多くの生きものと出会えて、葛西の魅力に再発見の一日となりました。
次回のひがたたんぼ倶楽部は2月21日(土)13:00~15:30です。次回はどんな出会いがあるのでしょうか。