昨日は鳥類園・西なぎさの鳥類外調査をしました。とは言っても、12月中旬ともなるとほとんど見つかりませんでした・・・。

(2008.12.15
アオモンカメムシアオモンツノカメムシDichobothrium nubilum ヤツデに2匹、近くのトイレの壁に1匹)
他には、シバスズ、カネタタキ、マルカメムシ、ヒメカメノコテントウ。クモ類は、メガネヤチグモ、コクサグモ、オナガグモ、ゴミグモ、ウズキコモリグモの5種でした。

(2008.12.15 黄金色の糸が目立ったジョロウグモ
Nephila clavata 園内に10匹以上は見られましたが、秋口に比べると激減 )
網の左端とクモ本体の右側に見える黄金色の糸は見えますか?ジョロウグモは春~夏の間は白色ですが、秋に成熟すると黄金色になります。これは『周りの環境が紅葉したのに合わせ、巣を保護色にしている』可能性があると考えられています。糸の色を変えるなんてすごいですね。クモの糸についてもっと詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。知り合いに披露したくなるネタもあります。
大崎茂芳 (2008)『クモの糸の秘密』 岩波ジュニア新書
先日、偶然帰宅途中に出会わした友達に対し、嫌がるのを無視してこの本から仕入れたネタを強引に話してしまいました。場所は地下鉄の「新御茶ノ水」~「町屋」間のおよそ10分間。しかも満員電車。半径3m内に居合わせた人達はいわゆる、
ドン引きでしょうね。「うわぁ!!雲じゃなくて、クモの話かよ」と思われたかもしれません。それぐらいクモの糸の「秘密」がたっぷりの内容です。(大原)