「どんな珍しい鳥が現れたんだ!?」と期待させてしまうタイトルですが、恋焦がれている相手は・・・セスジスズメの成虫です。すみません。
今年の西なぎさの調査でセスジスズメの幼虫と幾度となく出会いました。熱い砂浜・岩場をものともせずノソノソと歩く姿、尾角と呼ばれるしっぽみたいな部分をフリフリとさせる動作、白い先端もまたオシャレ、心を奪われた惚れてしまったスタッフは多数。

(2008.9.11 セスジスズメ
Theretra oldenlandiae 場所:西なぎさ)
残念なことに成虫の姿は確認できておらず、「あの子たちは大人になれたの?」と心配していました。しかし、
22日(水)21日(火)の西なぎさ植物調査の時でした。ハマゴウの群落の奥、スズメガの成虫がひっそりと隠れていました。近づくと…

(2008.10.21 コスズメ
Theretra japonica 場所:西なぎさ)
それは恋焦がれるセスジスズメではなく、コスズメでした。セスジスズメは背中にスジがあります。やはり成虫になるのは難しいのでしょうか?しかし、調べて見ると
セスジスズメは蛹で冬を越すと鳥類園セスジスズメファンの心を救う記述がありました。今年見た幼虫たちは目立たない場所で蛹になっているのでしょう。きっと。(大原)