8月9日(土)に鳥類園内の『昆虫・小動物』調査を実施しました。とは言っても自分一人で調査ができるわけがないので、毎月第4土曜日の「植物感察会」の講師でおなじみの山本先生に同行して頂きました。インターン中の学生さんには捕虫網を持って奮闘してもらいました。(大原)

(初めてましてのアオイトトンボ
Lestes sponsa 発見場所:第一観察小屋周辺の竹林)
クモと昆虫の調査結果です。
◆クモ類・・・えっ、クモも調査してるの!気持ち悪い!!なんて思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。じっくり見てみると、マミジロハエトリはなでたくなるほどのかわいいさですし、コガネグモのかっこよさは自宅に連れて帰りたくなります。他にも、ジグモ、ナガコガネグモ、ゴミグモ、サツマノミダマシ、オオシロカネグモ、ジョロウグモ、アシナガグモ、シロカネイソウロウグモ、アシダガグモがいました。クモの素敵さを語っといてなんですが、アシダガグモの大きさと俊敏な動きはちょっと苦手です。
◆トンボ類・・・アオイトトンボ、アジアイイトトンボ、アオモンイトトンボ、ギンヤンマ、
オニヤンマ、シオカラトンボ、ウスバキトンボと大収穫の一日でした。次回はチョウトンボを見つけたいです。
◆カマキリ・バッタ類・・・ハラビロカマキリ、チョウセンカマキリ、
オオカマキリの3種。残すはコカマキリのみ。バッタは、サトクダマキモドキ、クサヒバリ、ショウリョウバッタ、オンブバッタです。どうやら鳴く虫の季節はまだのようです。
◆セミ・カメムシ類・・・クマゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、ミンミンゼミ、ニイニイゼミの5種。できればヒグラシの声が聴きたいです。他は、アオバハゴロモ、ベッコウハゴロモ、アミガサハゴロモ、クサギカメムシ、マルカメムシ。
◆チョウ・ガ類・・・ホタルガ、イチモンジセセリ、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ、ゴマダラチョウ、アオスジアゲハ、クロアゲハ、ナミアゲハ、トビイロスズメ、ホシホウジャク。ナガサキアゲハと思われる個体も飛んでいました。
◆コウチュウ類・・・人気の甲虫は、アオドウガネ、シロテンハナムグリ、カナブンの3種だけでした。今年はホシベニカミキリになかなか出遭えていません。
◆ハチ類・・・セグロアシナガバチ、コガタスズメバチ、キオビツチバチ。たまに、オオスズメバチと遭遇する場合があります。もし、近づいてきた時は体を動かさず、離れるまでじっとしていてください。恐怖のあまり、叩いたりするのは最も危険な行為です。

(カナヘビを捕獲したオオカマキリ
Mante religieuse 発見場所:下の池周辺 私達が近づいても食べることに夢中でした)

(名前を知らない方はいないのでしょうか オニヤンマ
Anotogaster sieboldii 発見場所:下の池周辺 猛スピードでなわばり飛翔している姿に惚れてしまいます)