「ザ・ビッグイヤー 世界最大のバードウォッチング競技会に挑む男と鳥の狂想曲」マーク・オブマシック著(朝倉和子訳) アスペクト
2004年に出た本で、本屋で見かけるたびに「読みたいな~」と思いつつも手が出なかった本です。最近仕事の関係で図書館に行く機会ができ、借りて読むことができました。もう読んでいる方もいらっしゃるかと思います。
内容は、1年間に北米で何種の鳥を見ることができるかを競う自己申告制(?)の競技に挑む男達の実話に基づくお話になっています。以前「バーダー」誌で「日本国内で1年間に何種の鳥を見ることができるか?」という企画がありましたが、その元になったのかな?と思われます。
正直、お話として面白いか?といわれると厳しいところがありますが(実話が元なのでハリウッド映画のような展開がないのは仕方ないところでしょう・・・)、何より1年間ほぼ鳥を見るためだけに行動する男達をうらやましく思い、いつかは自分もこんなことをしてみたい!と妄想してしまいます(^^;。また、私達にとって身近なアジアの鳥(キアシシギやソリハシシギ)が貴重な種数を稼ぐことに寄与していることもなんだかくすぐったい感じがします。
暑い夏には、クーラーの効いた部屋でこんな本を読んで紙上バードウォッチングもよいかもしれませんよ。
※約400ページありますが、意外とすぐに読めました。