GW前半が始まり、鳥類園は来園者数と比例するかのように野鳥の種類も増えています。公園の西側、日本庭園近くの水路「通称:クロジ谷」ではクロツグミのさえずりが聞こえていたそうです。(大原)
◆カモ類・・・冬鳥で10羽以上残っているのはコガモだけになり、ホシハジロ、キンクロハジロ、ハシビロガモ、オカヨシガモは少数です。カルガモは着々と増えています。
◆タカ類・・・残念ながら?見かけませんでした。シギ・チドリも安心して下の池にやって来れるでしょう。
◆クイナ類・・・下の池水門周辺にはバン4羽が集まり、けたたましく鳴きながらお互いを警戒し合っていました。
◆シギ・チドリ類(1)・・・今シーズン初認はソリハシシギ(1羽)、キアシシギ(4羽)、ハマシギ(8羽)、チュウシャクシギ(3羽)です。その他には、コチドリ、アオアシシギ、オオハシシギが下の池で見られました。旧江戸側水路にはホウロクシギが2羽いました。
◆小鳥類(1)・・・27日、通称「擬岩」観察舎裏の林内から、「チューピィチュピィー♪ジジ♪」とオオルリのさえずりが聞こえました。林内奥にいたため、はっきりとは見えにくかったですが、辛抱強く待てば、開けた場所にも姿を現してくれたそうです。
◆小鳥類(2)・・・同日のお昼頃、ウォッチングセンター近くの竹林からアオジのさえずりが聞こえてきました。三名(鳴)鳥のオオルリにも負けない美しい声に、来館された皆さんと一緒に癒されていました。
◆小鳥類(3)・・・声の大きさでは一番、オオヨシキリも鳴いています。ヨシ原の茂みにいたため、2日間、姿を見ることはありませんでした。
◆昆虫・・・アオスジアゲハ、クロスジギンヤンマ?を見かけました。GWの予定に、虫取り網を家の倉庫から取り出すのを加えてはいかがですか。
(2008.4.27 チュウシャクシギ
Numenius phaeopus 下の池 撮影:星野)
(2008.4.27 キアシシギ
Heteroscelus brevipes 下の池 撮影:星野)
(2008.4.26 ハマシギ
Calidris alpina 下の池 撮影:大原 )