冬の鳥類園はオオタカやチュウヒがいるためか、セイタカシギやタシギ、オオハシシギなどのシギの仲間をあまり見かけません。下の池に干潟が出ても、「たんぼ」の草を刈っても、効果なし。毎年「やっぱ鷹は怖いよな~」と思っていたのですが・・・。
冬は陽が傾くのが早く、ウォッチングセンターを閉めて帰るころには、外は真っ暗。けれど、暗くなった亀島湿地から、「ケレッ、ケレッ」という声がするのに気がつきました。セイタカシギが暗闇に乗じて採餌にやってきていたのです。先週の土曜の夜も、暗くなった「たんぼ」をのぞくと、カモに混じってタシギとセイタカシギが1羽ずつ餌をとっていました。
どうやらシギたちは、鳥類園を利用していないのではなく、タカが活動しない夜になるのを待って餌を探しに来るようです。一方で、昼間は上の池でのんびり寝ているホシハジロは、夜にはどこかへ飛んでいきます(場所は分からないのですが、採餌に行っているようです)。
こんな感じでスタッフは(というか私だけかも・・・?)夜も楽しんでいます。夏の恒例イベントになっているナイトウォッチングと比べるとちょとマニアックで、しかも寒いので、皆さんにはあまりお勧めできませんが(^^;。(忠)