先月8日に台風に運ばれてきたとみられるシロハラミズナギドリの一種が同定出来ずにいましたが、(財)山階鳥類研究所の茂田様により
ヒメシロハラミズナギドリPterodroma longirostrisの成鳥とご回答頂きました。識別点は以下の通りです。
ただ個人的にはもう一度出現しても、きっと分からないと思います・・・(忠)
「今年に出たHelm Field Guide,Field Guide to New Zealand Seabirds ほかの写真の本と比較して送られた3枚の写真から検討したところ,ヒメシロハラミズナギドリ
Pterodroma longirostrisの成鳥でいいと思います。尾が換羽中で短く見えていますが,尾の先は黒く,嘴の形は細くも短くもなく,ヒメシロハラに一致しています。また,額から頭頂までが白く,眉斑がないように見え,後頭が黒っぽいのもヒメシロハラの特徴に一致しています。ハジロシロハラミズナギドリ
Pterodroma cookiやウスヒメシロハラミズナギドリ
P.pycroftiほど淡くは見えてないです。頭から胸にかけて淡灰色に見える点は,上面の写真からは実際はそんな に淡くないと思います。また,摩耗と退色で,時期的に淡くなっていてもおかしくないと思います。」