この週末は台風と地震で大変だった方も多かったのではないでしょうか?
さて、鳥類園はというと、やはり台風のために土日はお客様が非常に少なかったのですが、その反動か海の日の月曜日は多くの方が遊びにきて下さいました。セイタカシギの家族がウォッチングセンター下の湿地に居着いてくれたお陰で皆様には喜んで頂けたと思います。(忠)
・カイツブリ類・・・ほぼ成鳥くらいに大きくなった幼鳥が上の池に1羽。まだ親から餌はもらっていましたね。この他に金曜日に見つけた巣が、台風の増水のためにまた水没してしまいました・・・。
・サギ類・・・この週末は常連のゴイサギ・コサギ・ダイサギ・アオサギの他に、ササゴイの若鳥が1羽とヨシゴイが2羽確認できました。ササゴイは、上の池の北側の湿地・通称「たんぼ」や下の池と旧江戸川をつなぐ水門のあたりで見かけました。ヨシゴイは上の池のヨシの株の間に隠れていました。
・カモ類・・・すっかり雛が大きくなったカルガモですが、金曜にはまたヒヨコサイズの雛を見つけました。けれど親から離れたようで、4羽の雛がこころ細そうに泳いでいました。無事親に会えたかな?
・シギ・チドリ類・・・スタッフの観察では、13日にソリハシシギ・ダイシャクシギ(東なぎさ)、キアシシギ(下の池)、15日にアオアシシギ(下の池)を確認しました。けれど常連の方に聞くと、週のはじめには、下の池にキアシシギ・アオアシシギが来ていたようです。また、16日にはメダイチドリは東なぎさにいたそうです。
・セイタカシギ・・・ウォッチングセンターから見える通称「亀島湿地」に家族で居着いています。7月7日に行ったヨシ刈りが効いたようで、雛たちはずっと餌を探していました。もうすっかり羽ものび、亀島の上を飛ぶこともできたようです(私はみられませんでした)。
・カワセミ・・・「声はそれども姿は見えず」です。上の池・下の池にいるようですが、なかなかゆっくり見えません。
・小鳥類①・・・上の池でツバメの巣立ち雛が見られます。ヨシの株の穂先にとまって休んでいます。顔や飛び方も幼くかわいいですよ。
・小鳥類②・・・噂のコムクドリは今週末もいました。噂によると20羽ほどいるとのことですが、運が悪いのか、スタッフは数羽しか見かけられていません・・・。

(ヨシの穂先で休むツバメ
Hirundo rusticaの幼鳥 上の池 撮影:中村)

(「ん?」 セイタカシギ
Himantopus himantopusの雛 下の池 撮影:中村)