6月12日、下の池“亀島”でセイタカシギの雛が孵りました。誕生したのは、ウォッチングセンター2階から観察できる場所で巣を作ったつがいの卵で、4個あった卵のうち3つです。平日の鳥類園が10年ぶりの出来事に沸きました。

(セイタカシギの親子 亀島 撮影:大原)
3羽の雛たちは、大半の時間を親のお腹の下で過ごしていましたが、ちらりとその姿をお披露目してくれました。親は今まで通り、孵っていない残り卵を夫婦順番で温めていました。

それにしても、ヨチヨチ歩きの雛の姿を見た瞬間は予想以上の感動でした。来年も繁殖できるように鳥類園の環境を維持してきいたいと思います。
この日は、休みを利用して午後2時ぐらいまで雛を見ていました。しかし、夕方、常連の方から残念な連絡が入りました。孵っていなかった4つ目の卵はヘビに食べられてしまったそうです。3羽の雛たちは逃げて無事だとのこと。第一観察小屋から見える場所で卵を温めているもう一組のつがいも無事に孵るといいのですが。(大原)
皆様、まだまだ危険がいっぱいな雛たちを温かく見守り、応援してください。
↓こちらのHPでもセイタカシギの雛の画像がアップされてます。
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