花粉症の中村ですが、葛西は海沿いの風のためか、杉が少ないためか、楽なんです。平日も葛西で働きたいなあ。そんな妄想をいだきつつ、週末の情報です。(忠)
・カイツブリ類・・・鳥類園内のカイツブリは、夏羽と冬羽がいます。ハジロカイツブリ、カンムリカイツブリとともに、だいぶ夏羽になっています。でも、東なぎさとの間の水路には余りいないので、近くで見られず残念。旧江戸川では、ミミカイツブリを見つけましたが、まだ冬羽でした。ハジロの群の中にいたので、見つけやすかったですよ。
・カモ類・・・ホシハジロは先週の1200羽から今週は約300羽に激減していました。来週は何羽になっていることやら。その他には、マガモ、カルガモ、コガモ、オナガガモ、ヒドリガモ(アメリカヒドリとの交雑)、オカヨシガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、ミコアイサ。カルガモは最近時々見かけるように。コガモは下の池中心。ミコアイサは、土曜にはオス・メスで上の池にやってきていました。
・タカ類・・・少ないですね・・・10日にノスリが1羽下の池に、11日にはチュウヒが2羽、東なぎさをとんでいました。ホシハジロも減っているので、このまま見納めになってしまうのでしょうか?
・シギ類・・・どうもタイミングが合わないと出会えないのですが、土曜にはアカアシシギ1羽、オオハシシギ1羽を下の池の擬岩の窓から確認できました。その他には、タシギが14羽、セイタカシギは20羽ほど、それぞれ下の池にいました。鳥類園ではありましせんが、干潮時に東なぎさとの間の水路にできた狭い干潟にハマシギが27羽降りていました。
・タマシギ・・・土曜日にはまったく現れず、どこかにいってしまったか?と思われましたが、日曜には朝からいつもの上の池の北側「たんぼ」に現れていました。いつまでいるのでしょう?そろそろ草刈りしたいなあ。
・カワセミ・・・最近あまり質問されないのですが、土日ともに確認しています。上の池、下の池を問わず声をよく聞きます。
・アリスイ・・・最近密かな人気なのがアリスイです。先週もでていましたが、今週もお客さんが撮影されたそうです。私は声だけの確認でした。オススメの場所はウォッチングセンターから見える通称「亀島」です。
・冬の小鳥類①・・・最近アカハラが目立ってきて、その変わりにシロハラがちょっと少ない気がします。お客さまの情報では、トラツグミも健在だそうです。
・冬の小鳥類②・・・今冬の主役、ヤマガラ、ウソ、カケスもまだ健在。そして、気になる連雀情報ですが、ヒレンジャクを1羽、下の池の西端・海側でスタッフが確認。木曜に6羽いたとの情報がありますので、そのうちの1羽でしょうか?
・冬の小鳥類③・・・本当の常連さん、オオジュリンが最近見やすくなっています。上の池でも下の池でもパチパチ音をたててヨシの茎をむいています。モズもつがいでいる姿が見られているようです。そろそろ恋の季節でしょうか?

(モズLanius bucephalus 2007.3.11 上の池 撮影:中村)

(オオジュリン
Emberiza schoeniclus 2007.3.10 上の池 撮影:中村)
300mmで無理矢理とったらこんな姿が映ってました・・・。

(ハジロカイツブリ
Podiceps nigricollisの中にミミカイツブリ
Podiceps auritus 2007.3.11 旧江戸川 撮影:中村)
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【正解】群の右端(2、3番目)にいる顔の下側がくっきり白いのがミミカイツブリです。頭の形がハジロに比べて横に細長いのが特徴です。ハジロはもうすっかり夏羽ですね。