はじめまして。鳥類園スタッフの武井です。鳥類園ではマイノリティーになりつつある女性スタッフの一人です。男性陣に負けず鳥類園のホットなニュースをお届けしていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
さて、東北新幹線がストップしてしまうほどの強風が吹き荒れた週末でしたが、水仙祭りのおかげもあってか、寒い中にもかかわらず多くの方に足を運んでいただきました。
◆カモ類(1)・・・今週のホシハジロの数は約1300羽でした。2/1には再びオオホシハジロが現れたそうです(常連さん情報)。
◆カモ類 (2)・・・その他は、マガモ、コガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、3日にはミコアイサの♀、4日にはスズガモの♀が上の池にいました。
◆シギ類・・・下の池でタシギ12羽、セイタカシギ3羽を確認しました。
◆クイナ類・・・3日にはクイナの声とバン1羽、両日ともにオオバンを確認しました。
◆タカ類・・・ノスリ2羽、チョウゲンボウ1羽を観察しました。常連さんによると、
なんとノスリが冬眠から目覚めたカエル(アズマヒキガエル?)を捕って食べていたとのこと。松にとまりじっとしているノスリを見かけましたが、カエルに狙いを定めていたのでしょうか。
◆小鳥類・・・和菓子にしたらきっとかなり美味しそうな(私だけ?)ウソの姿を今週も見ることができました。第一観察小屋の付近に7羽いました。
◆その他の生きもの情報
気づけば2月4日は立春でした。肌に感じる風はまだまだ冷たい!それでも生き物は春の訪れを敏感に感じ取って動き始めています。やはり暖冬の影響でしょうか、昨年より半月ほど早くヒキガエルたちが目覚めました。
4日は上の池の通称“田んぼ”と呼ばれる場所に10匹のアズマヒキガエルが群れていました。前述のとおり、目覚めていきなりノスリに襲われてしまうものもいるようで、カエル社会の厳しさを教えてくれます。園路でみかけたら「強く生きろよ!」と励ましてやってください。

(2007.2.4 アズマヒキガエル
Bufo japonicus formosus 園路 撮影:中村)