鳥類園のアイドル“カルガモの雛”に次々と事件が起きています。3日は野良猫に追われて逃げていたカルガモ雛が水路に落ちてしまいました。水路から出られなくなってしまいましたが、心優しい来園者に救出されて無事に親の元へ帰ることができました。4日は上の池でアオサギに捕まっている雛を目撃!この雛は残念ながら逃げることが出来ずに飲み込まれてしました。「キャー」「かわいそう」と悲鳴がウォッチングセンターに響きました。
■カモ類・・・雛を連れたカルガモが2家族いますが、ホシハジロ、キンクロハジロなどの冬鳥を見ることができませんでした。
■シギ・チドリ類・・・5月には100羽近くのシギ・チドリでにぎわっていた下の池ですが、先週末はコチドリ3羽、キアシシギ1羽、ハマシギ1羽とサルハマシギと思われる個体が1羽の合計6羽でした。
■小鳥類・・・ツバメはよく見かけるのですが、3日にはヒメアマツバメを上の池上空を飛んでいました。白い腰が目立つのが特徴です。
【東なぎさ】・・・前回のブログでお伝えしたクロツラヘラサギですが、まだ東なぎさでその姿を確認できます。クチバシを左右に振りながら餌を探している姿を見に鳥類園までお越し下さい。
【その他の生き物】・・・鳥の少ない時期ですが、昆虫はたくさん現れています。クロアゲハ、アオスジアゲハ、ルリシジミ、クマバチ、シオカラトンボなどがいます。ウォッチングセンターの目の前にあるセンダンの木には、花の匂いに誘われてアオスジアゲハが訪れます。

(2006.6.3 サルハマシギ 下の池擬岩近く 撮影:中村)

(2006.6.4 アオサギ(実はヒナを飲み込んだ直後) 上の池 撮影:馬場)