朝の出来事です。ウォッチングセンターに向かって歩いていると、なにやら無数の小石が動いてました。まるで、怪談話でも始まるような展開ですが、その正体はオタマジャクシからカエルになったばかりのアズマヒキガエルです。上陸したばかりの体はとても小さく、小鳥に食べられたりしないか心配して見ていました。すると、どうやら一番危険な存在は人間のようで、あまりの小ささに、気づかずに踏まれてしまっていました。急遽、「カエル注意」の看板を作って対処をすると、みなさん足元をよく見ながら歩いてくださり、我々もほっと一安心でした。(大原)
■カモ類・・・シベリアへ渡ってしまったカモ達ですが、探せばコガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロを見つけることができます。鳥類園に来たら、出不精なカモたちを探してみるのはどうですか?見つけるのはちょっと難しいですが。その他に、カルガモも見られます。
■シギ・チドリ類・・・セイタカシギが下の池でなんと交尾をしているのが目撃されました!!なんとも繁殖してほしいものですね。鳥類園では暖かく見守っていきたいと思います。その他には、コチドリ、ハマシギ、アオアシシギ、キアシシギ、チュウシャクシギ、タシギ、セイタカシギが確認されました。14日18:00頃には擬岩付近に100羽近くのシギ・チドリが集まっていました。
■サギ類・・・下の池でゴイサギが3羽じーっと水面を見つめていました。それはまるで時間無制限の「だるまさんが転んだ」をしているかのようでした。そんなことを思っていたら、来館者から「置物かと思った」「剥製っぽいわね」などの声が聞かれました。
■小鳥類①・・・いい感じでオオヨシキリがさえずっています。一部の来館者に“極秘”アンケートをおこなったところ、始めは鳥の声だと認識されないことが統計として現れました。これからはしっかり、オオヨシキリの声だと言うことを案内していきます。
■小鳥類②・・・カワセミを下の池にて久しぶりに確認しました。光の加減なのか、やけに嘴が真っ赤に見えました。いい写真が撮れなかったので確認できませんので、もし撮られていた方はぜひスタッフまでお願いします。
(上陸したアズマヒキガエルの幼体 観察路 撮影:大原)
(じーっと水面を見つめているゴイサギ 下の池 撮影:中村)
(撮影に失敗したカワセミ 下の池 撮影:大原)