こんにちは、ヨシダです。
先週末の葛西は雨や冷たい風と気温のわりには肌寒い日でした。
ウォッチングセンター周辺のセンダンの実も減ってきて、まだ残ってる実を食べにヒヨドリやオナガが集まって来ています。
木の実をまる飲みする姿は、なんとも可愛いので、ぜひ観察してみてください。
それでは先週末の鳥類情報です。
・カモ類①・・・上の池でマガモ14羽、コガモ25羽、カルガモ13羽、ハシビロガモ13羽、キンクロハジロ1羽、オカヨシガモ4羽が見られています。繁殖期に向けてカモたちが移動するしてきたようです。種数や個体数も少し増えて、主に上の池の海側でカモたちが観察できました。
・カモ類②・・・その他、東なぎさ間水路ではヒドリガモ、コガモ、スズガモ、ウミアイサなどが確認されています。
・カイツブリ類・・・上の池ではカイツブリが1羽、東なぎさから東なぎさ間水路にかけて、カンムリカイツブリやハジロカイツブリが見られています。西なぎさの東側の導流堤だと観察しやすいです。また、お客様情報では12月20日にはアカエリカイツブリがカンムリカイツブリの群れの中に1羽混ざっていたそうです。もしかするとまだいるかもしれません。
・サギ類・・・上の池や下の池でアオサギ、ダイサギ、コサギが見られています。
・クロツラヘラサギ・・・日曜日の7時過ぎに下の池でクロツラヘラサギが採食していました。ただ、あまり長居はせずにほとんど東なぎさに滞在しています。アメダスから導流堤の先端を探すと見つけやすいです。
・クイナ類・・・オオバンが12羽ほど上の池で見られました。
・シギ・チドリ類・・・下の池ではイソシギが1羽確認されています。東・西なぎさではハマシギ、シロチドリ、ダイシャクシギ、ミヤコドリなどが確認されています。
・カモメ類・・・上の池にセグロカモメが度々飛来しています。
・フクロウ類・・・土曜日の11時から夕方ごろまで、東なぎさの導流堤の石垣でコミミズクが見られたそうです。残念ながら、日曜日には見つけられませんでした。例年あまり長く滞在してくれませんが、夕方のヨシ原には少し気をかけてみたいと思います。
・猛禽類・・・鳥類園では、ミサゴ、オオタカ、ハイタカ、ノスリ、トビが見られています。ノスリは比較的木の先端にとまっていますが、ほかの種は上空を飛んでいることが多いので、上空を注意して探してみてください。
・カワセミ・・・磯の小路の水門の下の池側で1羽見られています。
・小鳥類①・・・下の池のトラツグミは週末も観察さえました。下の池の第1観察小屋付近の竹林と海側の暗めの林の地面で「ガサガサ」と音がしたら、ジッと待ってみましょう。上の池周辺の藪ではアカハラやシロハラなども見られています。
・小鳥類②・・・てウォッチングセンター周辺ではジョウビタキ、モズなどが見られています。上の池のヨシ原ではスズメやシジュウカラに混じり、数羽のオオジュリンが観察されました。下の池の樹林ではメジロ、コゲラ、ヒヨドリ、ハクセキレイ、アオジ、ヒヨドリ、オナガ、ムクドリなど。
・小鳥類③・・・芦ヶ池付近はビンズイやクロジが引き続き見られています。
次回の管理作業・・・観察にご不便をお掛け致しますが、ご理解・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。※野鳥の飛来状況によって変更します
日時 1月30日(木)
時間 9:00~17:00
場所 下の池
(ヒヨドリ Hypsipetes amaurotis 2024.1.25 上の池 撮影:小野)
(アカハラ Turdus chrysolaus 2024.1.21 上の池 撮影:お客様提供)
(ミサゴ Pandion haliaetus 2024.1.26 上の池 撮影:お客様提供)
(ハジロカイツブリ Podiceps nigricollis 2024.1.26 東なぎさ 撮影:お客様提供)
