こんにちは
鳥類園スタッフの工藤です。
最近の冬の鳥類園は海風が吹いて寒いですね。。ところで、夏休みに昆虫探しに来てくれたみなさんも、お元気でしょうか?!冬になったら虫がいなくなる!…て思いがちですが、冬こそ現れる虫もいるんです。今日はちょっとマニアックな虫の紹介をさせてください。
( 興味ないなんて言わないで…:撮影遠藤 )こちら、フユシャクです。わたしの推す昆虫でもあります笑
ただのガと言われれば…それまでなのですが笑、このフユシャク(冬尺)は、11月〜3月頃の冬に活動するシャクガ科(蛾の種類)の仲間のことなんです。寒い日の夜、ふと、ヒラヒラと飛ぶガに気づいたこと、ありませんか……?
推しのポイントのひとつが、オスとメスで見た目が違うんです。
こっちはオス。
( オス:撮影遠藤 )こっちがメス(8mmぐらい)。
(メス)そう。メスには翅(はね)がないんです!厳密に言うと、退化していて、フユシャクの種類によっては、ちょっとだけ翅が残っているものもいます。
テト テト テト…と、ひたすら歩いて移動。う~ん、可愛いすぎる。
ところで、メスが飛べなくてどうやって相手のオスを見つけるんだ?と疑問に思いませんか?、、、
( 鳥類園の看板の裏で発見!:撮影遠藤 )どうやらメスはフェロモンを出して、オスに居場所を知らせているそうです。相手のオスが、飛びまわってメスを探しにきてくれるのですね!
フユシャクの種類にもよりますが、日没の1時間後ぐらい、暗くなってから動き始めます。きっと、今夜も園内ではひそかに彼らの出会いが訪れているのでしょう☆

( 出会いを求めて☆フユシャク )
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