こんにちは! 鳥類園インターン生のNです。
突然ですが、皆さんはクモと聞くとどういうイメージを持ちますか?
汚い・糸が引っかかって面倒くさい・毒がある・・・など負のイメージが強いと思います
しかし、よく観察してみると彼らの巣・体は美しく、中には芸術といっても過言ではないものもあります!今回はその中の一種、ジョロウグモを紹介します
こちらはジョロウグモの幼体です。見てください!脚と巣の一部が太陽に反射して綺麗ですよね!ジョロウグモの幼体は足が透明で、成体になるにつれ黒くなっていきます
また、幼体の巣は円網(えんもう)と呼ばれる縦横がハッキリわかる「京都の町」のような巣の形ですが、成体になると蹄型円網(ていけいえんもう)と呼ばれる上が直線、下が曲線のU字型の形をしています。幼体と成体で巣の形が変わるなんて不思議ですよね!
ジョロウグモは鳥類園のみならず、みなさんの庭など身近なところにも暮らしています。皆さんもクモを過度に警戒するのではなく、よく観察してみてはいかがでしょうか?きっとクモのことを好きになると思いますよ!
※ジョロウグモには毒がありますが、それは餌である昆虫を麻痺させる程度の毒なので人間には大きな影響はありません。ですが噛まれると血が出る程度の痛みがあるので触る時は注意して観察しましょう。