今年も鳥類園でトビハゼの巣穴調査を実施しました。昨年は19巣でしたが、今年は4巣見つかりました。(ヨシダ)
しかし、ここ数年は増加と減少を繰り返しており、平均では10巣程度です。

トビハゼの巣穴。巣穴のまわりに吐き出された泥があるのが特徴です。
トビハゼは全国的に減少し、東京都レッドリストでは「絶滅危惧種IA(CR)」に指定されています。東京湾奥部のトビハゼたちは日本の分布域の北限にあたり、大規模な生息地は荒川河口や行徳鳥獣保護区、江戸川放水路です。
それにしても、炎天下の下、胴長靴を履いて泥干潟を歩き回るのはかなり辛かったです。 下の池のトビハゼの個体数は少ないのですが、今の時期は干潟が出ればみつけやすいかもしれません。ヨシゴイを待ちつつ一緒に探してみてはいかがでしょうか?