こんにちは!吉田です
鳥類園では月に一度、魚や甲殻類の調査を実施しています。先日行った調査は今年度最後の調査でした!
その調査で捕獲された生物の一部を紹介したいと思います。
3月の調査ではクロダイとボラの稚魚が見つかりました!
( クロダイ
Acanthopagrus schlegelii下の池 撮影:小久保 )
( ボラ
Mugil cephalus下の池 撮影:小久保 )
下の池で捕獲されました。おそらく、海で産まれた稚魚が水門をくぐり、汽水の下の池に侵入してきたのでしょう。
大きく成長したクロダイやボラが西なぎさの海岸に打ち上がっていた所を見た事もあります。東京湾にはそれなりの数が生息しているようですね。
次に多かったのはビリンゴでした!
( ビリンゴ
Gymnogobius breunigii下の池 撮影:小久保 )
川の河口付近の砂泥底にあるアナジャコが使わなくなった巣穴を利用するそうですが、鳥類園ではニホンスナモグリの巣穴を使っています。
ビリンゴは東京都の準絶滅危惧種に指定されている魚ですが、下の池では約70匹も観察されました!
どうやら下の池はビリンゴにとっていい生息地の様ですね。
※この活動は、セブン-イレブン記念財団による助成を受けています。