こんにちは。工藤です。
6月6日(日)には、ホトトギスが確認され、鳥類園内に鳴き声が響き渡っていました。野鳥の姿は確認しにくくても、聞こえてくる鳴き声で、野鳥が近くにいることに気付かされたり、種類が分かったりすることがあります。みなさんも、耳を澄ませて、鳥類園を歩いてみてくださいね。
それでは、6月5日(土)、6(日)に鳥類園で見ることのできた鳥を紹介していきます。
・カモ類①・・・カルガモが3羽、上の池で確認されました。6日の15時頃にカルガモが2羽、ウォッチングセンターの前を「グワッグワッ」と鳴きながら、ペタペタと歩く姿が確認されました。
・カイツブリ類・・・上の池で、カイツブリ5羽(うち3羽幼鳥)が確認されました。「ピロロロロ」という、けたたましく鳴く声が聞こえてきます。
・サギ類・・・アオサギが3羽、ダイサギ2羽、チュウサギ1羽、コサギ1羽が上の池と下の池で確認されました。
・クイナ類・・・オオバンが2羽、上の池で確認されました。オオバンは上の池のヨシ原に姿が隠れていることがあるですが、「クゥワッ」という鳴き声や、ジャポンッと池に飛び込む音で見つけられますよ。
・シギ・チドリ類①・・・コチドリが1羽、下の池でみられました。去年は、コチドリが下の池の亀島周辺で営巣する姿を確認できていたのですが、今年はコチドリの営巣はまだ確認されておりません。
・シギ・チドリ類②・・・ミヤコドリが6羽、旧江戸川のカキ礁で確認されました。
・カモメ類・・・ウミネコが211羽、東なぎさで確認されました。「ミャア」と、猫のような鳴き声を出すかとが名前の由来なんですよ。
・アジサシ類・・・コアジサシが13羽、東なぎさの上空を飛んでいました。くちばしが黒いコアジサシの冬羽の姿を撮ったお客様がいらっしゃいました。
・猛禽類①・・・オオタカが1羽、下の池で見られました。・猛禽類②・・・トビが1羽、東なぎさで見られました。「ピーヒョロロ」と鳴きながら飛び、木の頂上で羽を休めていました。
・カッコウ類・・・ホトトギスが1羽、下の池で確認されました。木々に紛れ、姿をとらえることは難しいのですが、「キョッケ キョケ キョキョ」と響きわたる声で、鳴いていました。・小鳥類①・・・オオヨシキリが6羽、上の池と下の池で確認されました。お客様が少なかった雨の日は、ウォッチングセンターの前で姿が見られやすく、「ギョシギョシ」と大口を開けて鳴く姿がみられましたよ。
・小鳥類②・・・ムクドリが9羽、上の池と下の池にいました。「ギュルル、ギュイー」と濁った声で鳴き、集団で飛ぶ姿が確認されました。
・小鳥類③・・・ツバメ1羽とヒメアマツバメ1羽が上空を飛んでいるのが確認されました。
・小鳥類④・・・スズメ、カワラヒワ、ヒヨドリ、コゲラ、ハクセキレイなどがみられました。
・その他・・・上の池にいたアキアカネのヤゴをウォッチングセンターで飼育をしていたのですが、5日の朝にヤゴからトンボへと羽化していました。羽化したてのアキアカネの翅は柔らかかったのですが、時間がたち翅が固まると、大空へと飛びだちました。
(ホトトギス
Cuculus poliocephalus 2021.6.6 下の池 撮影:お客様提供)
(カルガモ
Anas zonorhyncha 2021.6.6 上の池 撮影:工藤)
(アキアカネ Sympetrum frequens 2021.6.5 上の池 撮影:工藤)