吉田です。いつもより遅くなってすみません・・・。
鳥類園の下の池ではシギやチドリが飛来し賑わっていますが、私たちは人と人の距離を保ちつつ楽しみましょう。
緊急事態宣言が続いておりますが、先週末の野鳥情報をお届け致します。
鳥類園に来られない方に少しでも季節の移り変わりを感じていただければと思います。
・カモ類①・・・鳥類園内では、下の池でカルガモが2羽見られたのみでした。東なぎさにはスズガモまだ少し残っています。
・カイツブリ類・・・上の池ではヒナ4羽をつれた親子が見られました。しかし、上の池では1mを超すアオダイショウが泳いでいたり、アオサギなどの捕食者もいるので、このまま成鳥まで育つか心配です。また、東なぎさでは綺麗な夏羽になったカンムリカイツブリも見られました。
・サギ類・・・いつものコサギ、ダイサギ、アオサギは、上・下の池で見られています。
・ヘラサギ類・・・ヘラサギが1羽、上の池の杭の上で休んでいるところが両日見られました。下の池や東なぎさにも飛んでいくようです。さてさて、いつまで滞在してくれるのでしょうか。
・クイナ類・・・オオバンは28羽います。お、多い・・・いまの時期までいるなら、ヨシ原で繁殖しているのかもしれませんね。バンも上の池で1羽確認しました。ヒクイナは冬程姿を現さなくなりましたが、繫殖期に鳴く声はよく聞こえています。今年も繁殖成功なるか?
・シギ・チドリ類・・・鳥類園の方はGW中に比べ少し数が減ってきました。コチドリ6羽、チュウシャクシギ3羽、キアシシギ2羽、ソリハシシギ1羽、アオアシシギ1羽、イソシギ1羽。ただ、東なぎさ付近の牡蠣礁にはチュウシャクシギが100羽近く来ており、他にもダイシャクシギ1羽、キアシシギ54羽、キョウジョシギ27羽、ハマシギ10羽、トウネン10羽を見かけました。
・アジサシ類・・・西・東なぎさのトータルは120羽ほど。アジサシも66羽見られました。西なぎさ杭の上や鳥類園と東なぎさの間の水路などで見られています。
・猛禽類①・・・オオタカが下の池周辺で確認されており、度々チュウシャクシギを狩っているようです。
・小鳥類①・・・鳥類園での夏鳥はキビタキとセンダイムシクイ、オオヨシキリを確認しました。上空ではツバメやヒメアマツバメも飛んでいます。また、お客様の話では公園の西側でサンコウチョウらしい声を聞いたそうです。
・小鳥類②・・・その他、コゲラ、モズ、オナガ、カワラヒワ、シジュウカラなどが見られています。
(オナガ
Cyanopica cyanus 2021.5.8 上の池 撮影:古口)
(チュウシャクシ
Numenius phaeopus 2021.5.8 下の池 撮影:古口)
(コチドリCharadrius dubius 2021.5.8 下の池 撮影:古口)