こんにちは、仕事が落ち着かない吉田です。
しかし、季節は確実に進んでおり、ツバメやコチドリが渡ってきたと思ったら、さらに春らしいお客さま・サシバが上空を飛んでくれました!
いつも鳥情報をいただくお客様方に教えていただきました。ありがとうございます。
そして、最近はヘラサギやクロツラヘラサギも頻繫に鳥類園に飛来しています。
では、先週末の野鳥情報です!
・カモ類①・・・上の池のカモは、ハシビロガモ7羽、コガモ2羽、カルガモ3羽など。東なぎさとの間には、ヒドリガモやスズガモも残っていました。
・カイツブリ類・・・上の池にカイツブリが2羽ほど。結構鳴いていました。東なぎさとの間には、夏羽になったカンムリカイツブリやハジロカイツブリがいました。
・サギ類・・・少しずつ数が増えてきました。土日の最大個体数は、アオサギが2羽、ダイサギ7羽、コサギ4羽。コサギの目先もピンク色になっています。
・ヘラサギ類・・・ヘラサギは土・日曜日ともに上の池の杭にいるのが観察されています。基本は顔をうずめていますが、たまに羽繕いをしています。日曜日の朝6時くらいに下の池で採食をしていたようです。3月中旬から行徳野鳥保護区でもヘラサギの幼鳥が確認されていることから、同一個体かもしれません。
クロツラヘラサギは、土・日曜日とほとんど東なぎさにいましたが、日曜日の夕方には上の池の杭に飛来し、クロツラヘラサギとヘラサギを同時に見ることができました。
・クイナ類・・・バンは上の池で2羽、オオバンは数が減り全体で30羽ほど。ウォッチングセンター周辺ではヒクイナの「コンコンコン」という繁殖期の鳴き声が聞こえています。ぜひ和歌にも取り入れられている鳴き声に耳を傾けてみて下さい。
・シギ・チドリ類・・・コチドリが4羽下の池の擬岩(通称)で見られました。オス同士で頻繁に追いかけ合っていましたよ。東なぎさや旧江戸川の牡蠣礁にはホウロクシギ1羽、ミヤコドリ8羽、アオアシシギ2羽などが見られました。
・猛禽類①・・・鳥類園上空ではオオタカ、ハヤブサ、サシバを見かけました。オオタカはそろそろ繁殖のために山地の方へ移動すると思われます。東なぎさなど海側では、ミサゴが健在。たまに鳥類園上空も飛んでいます。
・カワセミ・・・上の池や下の池の水門近くで確認されています
・小鳥類①・・・ツバメが7羽ほど、主に上の池の上空をよく飛んでいました。
・小鳥類②・・・冬鳥では、ツグミ1羽、アカハラ1羽、アオジ2羽、オオジュリン2羽、ホオジロ3羽を確認しました。下の池にはヤマガラやカケスも少数いるようです。また、お客様情報でイワツバメやヒメアマツバメも上空を飛んでいたようです。
・小鳥類③・・・その他には、カワラヒワ、シジュウカラ、ウグイス、コゲラなど
・その他・・・久しぶり?に上の池でマスクラットが確認されました。戦後に野生化したマスクラット、江戸川流域でわずかに残っているようで、葛西では稀に目撃されます。
(ヘラサギ
Platalea leucorodia 2021.4.11 上の池 撮影:鈴村君)
(サシバButastur indicus 2021.4.11 上の池 撮影:鈴村君)
(ミサゴ
Pandion haliaetus 2021.4.11 上の池 撮影:お客様提供)
(ツバメHirundo rustica 2021.4.10 上の池 撮影:お客様提供)