こんにちは、吉田です。
先週はイベントが中止になってしまい申し訳ございません。早くコロナが落ち着いてまた皆様と観察会をしたいものです。
それでは、先週末の鳥類情報です。
・カモ類①・・・上の池ではカルガモ44羽、オカヨシガモ11羽、ヒドリガモ11羽、コガモ19羽、カルガモ8羽、ハシビロガモ2羽でした。カモたちはずっと上の池にいるわけではなく、東なぎさ間水路と行き来しているようです。上の池でカモが見られない時は、水路を探してみてください。
・カモ類②・・・スズガモは約5,000羽ほどととても少ないです。東なぎさ間水路にはオカヨシガモ、マガモ、カルガモ、ヒドリガモ、コガモなどが見られました。また、ウミアイサは旧江戸川、東なぎさ、西なぎさなどにいます。綺麗なオスもいますが遠いです・・・
・カイツブリ類①・・・カイツブリは上の池で3羽確認しました。
・カイツブリ類②・・・東なぎさや西なぎさにはカンムリカイツブリが約8,000羽飛来しており、過去10年で一番多い年となっています。その他にもハジロカイツブリ、ミミカイツブリが来ています。ただ、アカエリカイツブリは来ているようなのですが、私は見つけられず・・・
・サギ類・・・アオサギ、ダイサイギ、コサギ、ゴイサギ幼鳥が見られています。コサギは繁殖期の飾り羽が生えてきました。
・クロツラヘラサギ・・・クロツラヘラサギは東なぎさの西側の突端や東なぎさの干潟にいることが多いです。西なぎさには夕方の干潮時にやって来るそうですよ。
・クイナ類・・・オオバンが上の池・下の池合わせて67羽見られています。上の池の海側のヨシ原やクイナ池ではヒクイナがよく見られており、2羽同時に見られたこともありました。また、鳥類園スロープ下の水場や上の池のヨシ原ではクイナも観察されています。
・シギ・チドリ類①・・・下の池でタシギ1羽、イソシギが1羽確認されました。タシギはウォッチングセンターから近くで見られます。
・シギ・チドリ類②・・・東なぎさ・西なぎさで見られた群れを合わせるとミヤコドリ43羽、シロチドリが17羽、ハマシギが306羽見られています。詳しくは
別記事のシギ・チドリ調査 をご覧ください。
・猛禽類・・・鳥類園上空ではハイタカやノスリがよく飛んでいます。たまに東なぎさからチュウヒやミサゴ、ハヤブサなどが飛んで来ることも!。また、オオタカは観察しにくくなっていますが、幼鳥が上・下の池を飛んでいます。
・カワセミ・・・最近は下の池中心によく飛んでいます。
・キツツキ類・・・アリスイは上の池の海側やアメダスポイント(水族園と上の池間)などで観察されています。ただ、昼間の確認情報はなく、朝7時~8時の人が少ない時間に観察されています。
・小鳥類①・・・鳥類園内ではツグミやシロハラが下の池や藪などでよく観察されています。アカハラも数は少ないですが上の池で見られています。トラツグミは上の池の海側の藪での確認情報が多いです。
・小鳥類②・・・上・下の池のヨシ原ではシジュウカラに混じりオオジュリンやホオジロが増えてきました。アオジも警戒心が薄くなって、園内の所々で観察できます。
・小鳥類③・・・下の池を中心にカケスが5羽ほどいるようですが、警戒心が強くあまり姿を出してくれません。人の少ない朝方がおススメです。ジョウビタキはメスが上の池の海側を縄張りにしていて、よく観察できました。オスはBBQ広場を縄張りにしています。
・その他・・・モズ、ウグイス、セグロセキレイ、オナガ、ヤマガラなども見られました。
(クイナ
Rallus aquaticus 2021.2.13 上の池 撮影:お客様提供)
(オオジュリン
Emberiza schoeniclus 2021.2.13 上の池 撮影:お客様提供)
(ハヤブサFalco peregrinus 2021.2.13 下の池 撮影:鈴村)
(トラツグミ
Zoothera dauma 2021.2.14 上の池 撮影:山下)