こんにちは!吉田です。
先日に月に一度実施している葛西臨海・海浜公園全域の鳥類調査に行ってきました。そのご報告です
・公園内・・・観公園内ではツグミやシロハラの姿がよく観察されました。また、日本庭園やカヌー場近くのマツ林、観覧車裏の東屋がある林の3か所でトラツグミを観察できました。この日は人も少なく見やすい場所まで出てきてくれましたよ。ガサゴソと物音がしたら要チェックです!
カラ類の混群も増え、シジュウカラ、メジロ、ヤマガラ、コゲラがメンバーの混群をよく見かけました。カヌー競技場横の通路ではオスのジョウビタキが縄張りを持っているようです。葛西海岸付近の芝生ではビンズイも見られました。
( トラツグミキZoothera dauma 2021.1.12 カヌー競技場横のマツ林 撮影:吉田 )
・西なぎさ・・・西なぎさの荒川沿いの消波ブロックに行くと30羽ほどのハマシギが食事中でした。この場所は釣り人以外ほとんど人が来ないので、ハマシギとの距離も近く穴場のスポットです!。他にも浜を歩くシロチドリや芝生で採食するヒバリ、湾内の杭にはスズキを食べているミサゴなどが観察できました。また、西なぎさと公園の間の水路ではヒドリガモ、オカヨシガモ、コガモ、マガモなどが見られました。
( ハマシギCalidris alpina 2021.1.12 西なぎさ 撮影:吉田 )
・東なぎさ・・・この日のスズガモの数は東なぎさだけで3,422羽でした(西なぎさや水路を合わせると合計3,634羽)。昨年の同じ時期の半分ほどの数で、やはり全体的にカモ類は少なめの様です。スズガモの群れに混じるカンムリカイツブリは1056羽と先月に比べ大幅に増加しています。また、東・西なぎさ間水路ではウミアイサやハジロカイツブリが泳ぐ姿や、東なぎさの土手にはハヤブサの幼鳥など、多くの鳥類を観察できました。ですが、とても寒いので観察に訪れる際は防寒着が必須ですよ。
特に帽子と手袋!
( ハヤブサFalco peregrinus 2021.1.12 東なぎさ 撮影:吉田 )