皆様、お待たせしました。6月1日(月)から鳥類園ウォッチングセンターが開館しました。ただし、すべての部屋は使用できません。望遠鏡の利用及び双眼鏡の貸出も行っておりません。利用制限はありますが、鳥類園ウォッチングセンター2階の換気は抜群ですので、涼みに来て下さい。(大原)。
それでは先週末の鳥類情報です。
・カモ類①・・・上の池にホシハジロ♂が2羽残っています。数年に一度ですが、越夏個体が見られることがあります。この2羽も夏を迎えるかもしれません。
・カモ類②・・・カルガモの雛連れはまだ見られていませんが、どこかで卵を温めていることでしょう。
・カモ類③・・・海側ではスズガモが数十羽います。
・カイツブリ類・・・ベビーラッシュが始まりました。2家族(雛5羽と雛3羽)に加えて、抱卵中のペアもいます。その抱卵ペアも今週末には雛の誕生が期待されます。
・サギ類・・・ダイサギ、アオサギ、コサギがごく少数。
・クイナ類・・・ヒクイナは2羽以上います。おそらく3羽はいるのでは。あと、上の池にはバンもます。探してみください。
・シギ・チドリ類・・・下の池「亀島(通称)」で抱卵していたコチドリは30日(土)以降は巣に戻ってきません。失敗してしまいました。抱卵日数は約11日間。またアオダイショウなのか。
・コアジサシ・・・西なぎさのコロニー(集団営巣)は31日(日)午後にカラス5羽の襲撃にあい、数十個の卵が食べられてしまいました。翌朝カラス対策を行いましたが、もし観察中にカラスがコロニーに近寄ってきたら、現場職員の方やオレンジ色のビブスを着た方にお伝えください。カラスを追い払っていただけることになりました。なお、幸いにも、最も密集しているエリアは被害を免れています。あと1週間以内で雛が誕生します。
・猛禽類①・・・オオタカの幼鳥が度々飛来しています。下の池で見られることがほとんどですが、30日は西なぎさのコアジサシのコロニーにもやってきたそうです。この時はコアジサシの群れに追い払われたそうです。
・猛禽類②・・・東・西なぎさではトビがよく飛んでいます。
・猛禽類③・・・葛西臨海・海浜公園ではありませんが、2㎞ぐらい離れた清砂大橋の上空をハヤブサが飛んでいました。
・小鳥類①・・・30日(土)にサンコウチョウ♀が現れました。
・小鳥類②・・・シジュウカラの雛連れが下の池周辺の樹林を中心に確認されています。
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カイツブリ
Tachybaptus ruficollisの雛たち 2020.5.30 上の池 撮影:大原 )
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オオタカ
Accipiter gentilisの幼鳥 2020.5.31 下の池 撮影:大原 )