冬のバードウォッチング・フェスティバルまで、あと5日。
当日は葛西沖に飛来しているスズガモの群れを多くの方に見てもらいたいのですが、スズガモの飛来数が少なくて心配です。先週末は1万羽を下回っていました。あと5日で急増することを願います。もし少なくても、例年観察されない海鳥が飛来しているので、遊びに来てください。
それでは先週末の鳥類情報です。(大原)
・カモ類①・・・上の池のホシハジロも少なくて66羽、昨年同時期の20%以下です。他には、ハシビロガモ44羽、コガモ39羽、オカヨシガモ6羽、キンクロハジロ6羽、スズガモ2羽。
・カモ類②・・・西なぎさの沖合いには、ビロードキンクロが1羽いたそうです。
・カイツブリ類・・・鳥類園内はカイツブリが6羽、東なぎさ周辺にはハジロカイツブリとカンムリカイツブリがいます。
・アビ・・・最近噂に聞くアビが1羽、沖合いにいたそうです。
・サギ類・・・上の池「たんぼ(通称)」でコサギが採食していました。コサギが食べていたものをそのうちブログで紹介したいと思います。
・クロツラヘラサギ・・・東なぎさの定位置で、夕方まで寝ていました。
・クイナ類・・・オオバンが16羽。ウォッチングセンター近くの小さな池ではクイナの目撃情報もあります。
・シギ・チドリ類・・・鳥類園内ではイソシギのみ。旧江戸川(ディズイーランド側)ではアオアシシギが休んでいました。
・カモメ類①・・・春先、ユリカモメは東なぎさに大きな群れをつくります。現時点ではまだ800羽程度でしたが、ピーク時には3,000羽を超えます。
・カモメ類・・・ズグロカモメは土日ともに確認され、西なぎさでカニを捕まえていたそうです。
・猛禽類①・・・1日(土)午前にミサゴが2羽飛来しましたが、狩りはせずに旋回して、海側へ去っていきました。2日(日)にはオオタカが上の池でおそらくスズガモ♀を捕らえ、ノスリも下の池の干潟に降り立って何かを食べていました。
・猛禽類②・・・東なぎさではハヤブサやノスリが確認されました。
・カワセミ・・・最近確認頻度が減っています。繁殖に向けて公園から去る時期が近づいてきているのでしょう。
・小鳥類①・・・キクイタダキは下の池東側のマツ林、セグロセキレイは上の池西側で確認しました。
・小鳥類②・・・その他には、モズ、ツグミ、ジョウビタキ、ハクセキレイ、ウグイス、アオジ、オオジュリンなど。

( スズガモ
Aythya marila 2020.2.2 上の池「たんぼ」 撮影:大原 )
( モズLanius bucephalus 2020.2.1 上の池「たんぼ」 撮影:大原 )

(
ヒヨドリ
Hypsipetes amaurotis 2020.2.1 上の池 撮影:岡田 )