こんにちは、高橋です。
14日(土)、15日(日)ともに風が強く、気温も下がってきたため肌寒い二日間になりました。そんな鳥類園は両日ともに猛禽類が出現し、お客様の視線も釘付け。長い時間観察できたこともあり、多くの方が観察されていました。代わりに、小鳥や水鳥が少ないように思えたのは気のせいでしょうか。
それでは先週末の鳥類情報です。
・カモ類①・・・上の池のカモ類は、ホシハジロが300羽以上と順調に数が増えています。コガモ、ハシビロガモは30羽ほど見られていましたが、風が強いのかヨシの周りから動こうとしませんでした。そのほか、オカヨシガモとキンクロハジロが1羽ずつ見られています。
・カモ類②・・・東なぎさのスズガモは3,000羽以上いました。
・カイツブリ類・・・鳥類園内ではカイツブリは10羽、東なぎさではカンムリカイツブリがスズガモの群れに混じって見られます。その他、ハジロカイツブリも見られました。
・サギ類・・・アオサギ、ダイサギ、コサギが見られています。
・クイナ類・・・先週に引き続き、ヒクイナとクイナが上の池「カワセミ池(通称)」で確認されたそうです。残念ながらスタッフは確認できませんでした…。
・クイナ類②・・・オオバンは11羽と減少傾向にあります。ウォッチングセンターの南側ベンチの周辺にオオバンの食痕が確認されていますので、最近よく現れる猛禽たちを警戒して隠れているのでしょうか。
・シギ・チドリ類①・・・イソシギが1羽、下の池で見られています。
・シギ・チドリ類②・・・東なぎさではダイシャクシギ1羽、ハマシギ15羽、アオアシシギ1羽が見られています。
・猛禽類①・・・オオタカ幼鳥は14日、15日ともに姿を見せてくれました。14日には獲物を捕らえるも、他のトビやノスリに攻撃を受けて手放してしまい、下の池に入ったまま呆然としていました。15日は朝10時から16時頃まで、ずっと上の池のマツに留まり続け、ノスリが近くにやってきても微動だにせず身を潜めていました。
・猛禽類②・・・ノスリは14日に3羽でもみ合い、よく鳴いていました。その他、チョウゲンボウやハイタカも見られています。
・猛禽類③・・・東なぎさではミサゴ、トビ、ノスリが見られています。
・カワセミ・・・上の池と下の池で1羽ずつ見られています。14日は珍しく擬岩そばの木に止まる姿が見られました。
・小鳥類①・・・メジロ・シジュウカラの群れに混じってエナガの姿が見られています。15日にはメジロの群れにキクイタダキの声が混じっていました。残念ながら姿は見れず。
・小鳥類②・・・先日個別に記事にしていますが、アカゲラが下の池で見られています。残念ながら、15日には発見できませんでした。お客様情報では、アカゲラは日本庭園でも2羽見られたそうです。
・小鳥類③・・・14日午後、ヒレンジャクが1羽、クリスタルビューと日本庭園の間にある木にとまったそうです。同日の朝には行徳野鳥観察舎周辺でもヒレンジャク2羽が確認されています。今後に期待しましょう。
(2019.12.14 ノスリButeo japonicus 下の池 撮影:古口)
(2019.12.15 オオタカ幼鳥Accipiter gentilis 上の池 撮影:門坂)
(2019.12.14 シジュウカラParus minor 下の池 撮影:高橋)