中村です。
7日(土)は寒い雨の中にあるご一行様方をご案内でしたが、ちょうど鳥の出現タイミングが悪く、目玉と言えば遠く東なぎさのミサゴくらいでした。8日(日)は一転天気もよく、午前中の団体さんも午後のガイドツアーも、落ち着いていろいろな種を観察できました。天気はこちらではなんとも変えられないものですが、うまくはいかないものですね。22日は毎年恒例のボーイスカウトの少年達が60名もやってくる予定なので、晴れてくれるといいなあ・・・。(忠)
・カモ類①・・・上の池のカモ類では、速報でもお知らせした通り、7日にヨシガモが2羽(もしかしたら3羽?)見られました。この日は天気が悪く、多くの方に見ていただけなかったのが残念です。いつものメンバーでは、ホシハジロが160羽以上と少しづつ増えてきました。ハシビロガモは30羽ほど、コガモは20羽ほどですが、ヨシの中に隠れている個体が多く、気づきにくいと思います。そのほかには、カルガモは6羽、キンクロハジロと、私の好きなオカヨシガモは3羽、スズガモは8日に2羽みられました。
・カモ類②・・・東なぎさには、スズガモが多くなっていました。カウントはしていませんが写真のように広い範囲に群れが広がっています。
・カイツブリ類・・・上の池にカイツブリが7羽。丁寧に見ていくとけっこう見つかります。カンムリカイツブリは、東なぎさとの間の水路にスズガモと一緒にいて見やすく、そこにハジロカイツブリ1羽も混じっていました。
・サギ類・・・いつものコサギ、ダイサギ、アオサギが見られています。寒くなるとサギの数が減るのですが、今年はまだ
・クイナ類・・・上の池を中心にオオバンが30羽以上。上の池ではバンもいましたが、おでこ(額板)は赤みがない個体でした。またお客様情報では、上の池でクイナが見られたそうです。
・シギ・チドリ類・・・上の池ではイソシギが2羽みられ、ガイドツアー中も杭の上にとまって楽しませてくれました。同じ個体が下の池にも移動しているようです。お客様情報では、東なぎさにダイシャクシギが4羽いたそうです。
・猛禽類①・・・鳥類園では、ノスリとオオタカがそれぞれ2羽みられ、特に晴れた8日にはノスリはよく帆翔しました。またチュウヒは7日は東なぎさに、8日は上の池の上空を飛んでいました。
・猛禽類②・・・東なぎさでは、ミサゴが2羽、遠くの杭の上で休んでいました。
・カワセミ・・・上の池を中心に2羽がよく見られました。
・小鳥類①・・・上の池では、7日の朝、池際のサクラの木にエナガが1羽、シジュウカラの群れに混じっていました、8日は海側の常緑樹からキクイタダキと思われる3羽が下の池方面に飛んでいきました。その後、下の池でお客様がご覧になっているので、同じ個体かもしれません。ヨシ原ではオオジュリンの声が聞こえ、モズの♀も観察できました。
・小鳥類②・・・下の池側では、モズ♂やセグロセキレイが2羽見られています。お客様情報では、海側の樹林でアカゲラも見られたそうです。
・小鳥類③・・・7日の午前中、上の池の際のサクラの木に一瞬カシラダカが見えたと思ったんですが、どなたか見ていないでしょうか?
(カンムリカイツブリ
Podiceps cristatus 2019.12.8 東なぎさとの間の水路 撮影:仲田)
(オオタカ
Accipiter gentilis 2019.12.8 上の池 撮影:仲田)
(チュウヒCircus spilonotus 一応両翼の写真を掲載 2019.12.8 上の池 撮影:中村)