こんにちは。小林です。
海の日を迎えた3連休も雨雲に覆われていましたが、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?
鳥類園ではカイツブリやゴイサギ、ハクセキレイの幼鳥が多く見られていましたが、先週末にはモズやクイナ類の幼鳥も姿を見せました。明けない梅雨の中でも相変わらず、時季の進み具合を感じさせてくれます。
でも、さすがにそろそろ日差しが欲しいなぁ…。日の光を直に浴びたい…。
そんな先週末の鳥類園情報です。(小林)
・カモ類・・・下の池でカルガモが5羽見られました。3羽ほどが亀島付近で採食をしていたのですが、その内の1羽は片脚を怪我していたようで、7/15に亀島の上で亡くなっていました…。ネコか誰かにやられてしまったのかも知れません。
・カイツブリ類・・・上の池でカイツブリが8羽見られ、その内2羽が雛鳥でした。他にも何羽か幼鳥がいそうでした。先週末から新たに抱卵されている巣も発見され、合計3巣が抱卵中でした。また新たな雛鳥が見られるのが楽しみです。
・サギ類・・・上の池・下の池含め、ゴイサギが4羽見られました。その内2羽は幼鳥で、1羽が亜成鳥でした。また、ヨシゴイも見られ、たまに上の池の上を飛んでいく姿が見られました。
・クロツラヘラサギ・・・先週末もクロツラヘラサギは見られませんでした。記録が途絶えてから、これで一ヶ月になります。
・クイナ類・・・上の池のたんぼ付近で、クイナ類の幼鳥が見られました。バンの幼鳥でしょうか…?いずれにせよ、カイツブリだけでなく、クイナ類も上の池で繁殖に成功しているようです。
・シギ・チドリ類・・・下の池でコチドリが5羽見られました。他にはイソシギが2羽見られており、下の池で飛び回っている姿が見られました。
・カワセミ・・・1羽、下の池を飛んでいるところが見られました。
・小鳥類①・・・先週末までよく鳴いていたオオヨシキリの鳴き声があまり聞こえなくなり、先週末ではオナガの鳴き声がよく聞こえていました。ウォッチングセンターのすぐ近くで、姿もよく見られました。
・小鳥類②・・・コムクドリが、下の池の竹林やネムノキの間を行き来し、活発に動き回る姿が見られました。少なくとも19羽は確認され、ムクドリと同様に群れで飛び回っています。
・小鳥類③・・・下の池でモズの幼鳥が確認されました。ムクドリやスズメなどに交じって鳴き声も聞こえてくるので、耳を澄ませて聞いてみてください。
(オナガCyanopica cyanus 2019.7.14 下の池 撮影:門坂)
(コムクドリAgropsar philippensis 2019.7.14 下の池 撮影:仲田)
(イソシギActitis hypoleucos 2019.7.15 下の池 撮影:古口)
(クイナ科の幼鳥 2019.7.15 上の池 撮影:小林)