中村です。年度またぎの週末となりました。
穏やかな陽気で、黄色やピンクなど鮮やかな花があちこちに咲き、まさに「春」といった休みとなりました。普段はおみかけしない方々も多く来園・来館いただき、賑やかだったのですが、鳥の方は端境期でやや低調。それでも、いろいろな昆虫が見られ始めたり、トビハゼがいたりと生きもの息吹は感じられました。(忠)
・カモ類・・・ただいま最大個体数のキンクロハジロは、午後になるにしたがって数が増えて、4/1に28羽。オカヨシガモは、3/31の方が多く、18羽。この他には、カルガモ6羽、ハシビロガモ4羽、ホシハジロ3羽、コガモ4羽。スズガモの♂も1羽いました。
・カイツブリ類・・・上の池にカイツブリが3羽ほど。
・サギ類・・・アオサギが最大5羽(もしかしたら6羽かも)。婚姻色になった個体が、ウシガエルを捕らえていました。その他、コサギ3羽、ダイサギ1羽が、上の池・下の池で見られました。サンカノゴイは、3/31に見た方がいるという情報があります。
・ヘラサギ類・・・人の多い西なぎさを嫌がってか、西なぎさ・東なぎさの間の水路に降りていたそうです。
・クイナ類・・・バンは上の池に2羽。頭の額板が真っ赤でキレイでした。オオバンは5羽ほど。クイナと思われる声は2羽分が上の池で聞かれました。
・シギ・チドリ類・・・3/31にアオアシシギ1羽が下の池に。4/1、旧江戸川河口の牡蠣礁には、ミヤコドリが約100羽集まっていました。
・猛禽類・・・3/31にはオオタカの幼鳥1羽が上の池で、4/1にはハイタカ1羽(成鳥♂?)が上、下の池の上空で見られました。葛西沖では3/31にミサゴ1羽。
・小鳥類①・・・ツバメが2羽、主に上の池の上空を飛んでいました。
・小鳥類②・・・冬鳥では、ツグミが1羽、オオジュリンもちゃんと見たのは1羽のみ(どちらも、もう少しいると思いますが)。
・小鳥類③・・・その他には、コゲラ、ウグイス、アオジなど。
・その他・・・両日ともに下の池でトビハゼが見られました。通称第二観察小屋の前で、3/31は3匹いたとのことです。


(クロツラヘラサギ(上)とミヤコドリ 2018.3.31 東なぎさと西なぎさの間 撮影:古口)

(トビハゼ
2018.4.1 下の池 撮影:中村)