ひがた・たんぼ倶楽部(ひがたん)のご報告です。前回も参加者は16名とたくさんの方にご参加いただきました。
活動内容は、今回も下の池「亀島(通称)」の草抜きでした。コチドリの営巣環境“砂礫地”にするのが目標です。
現場に行ってみるとガッカリ。冬の間に草を抜いていた場所から新しい草が芽吹いていました。正直、凹みますが、Mさんは黙々と草を抜いてくれました。しかも過去にコチドリの営巣が確認された場所を重点的に。さすが、よく分かってます。
少年たち(ひとり青年が混ざっていますが)は強敵チガヤ相手に奮闘!。金象印の刃付ショベルで根茎を駆除しました。
1時間の作業後には、皆様からいただいた差し入れで、もぐもぐタイム。 そして後半戦は上の池「たんぼ」「カワセミ池」に移動して、前回のカエル調査のリベンジです。 調査前に「3月上旬なら確実に産卵しているはず」と、みんなで気合いを入れている時、先走ったS君が卵塊を見つけてしまうKYなハプニングが発生。これが唯一見つかったニホンアカガエルの卵塊となりました・・・(ネット上でもいじってごめん)。( ニホンアカガエルの卵塊 2018.3.3 上の池「たんぼ」 )
みんなで必死に探した結果、アズマヒキガエルの成体9匹と卵塊3個が確認されました。
これまでの調査結果です。2014年度のアズマヒキガエルの卵塊はたくさんありすぎてカウントできなかったのに、今では1個でも見つけるのに苦労しています。 ■活動中に確認した生き物
・魚類・・・ハゼ類の一種
・両生類・・・アズマヒキガエル
・昆虫類・・・ヨツボシテントウダマシ、ナナホシテントウ、ハマベハサミムシ
前回の活動はこれだけにとどまらず、「亀島」に戻り、防草シートを敷きました。
草が生えなければ良いのですが。このシートはコチドリの繁殖行動が確認される頃に撤去します。
さて、次回のひがたんは「亀島」の頭にあたる位置の草を抜き取ります。次年度に向けて、ボランティア保険の申請を受け付けますので、希望される方はお忘れなく。(大原)
【次回のひがた・たんぼ倶楽部のお知らせ】
■日 時:3月17日(土) 13:00~15:30
■集 合:鳥類園ウォッチングセンター1F スロープ前
■作業場所:下の池「亀島(通称)」
■作業内容:亀島に生えている草本類を抜き取り、コチドリの営巣環境を創出します。
■対 象:小学生以上
■持 ち 物 :かなり汚れても良い服、帽子、着替え、タオル。
■申 込:当日受け付けます(荒天中止)
■保 険:ボランティア保険への加入をおすすめします。