中村です。先週の木~金曜と、法事で鹿児島に行ってきました。
錦江湾の湾奥でクロツラヘラサギが越冬しているということで、「まだ残っていないかな?」と軽い気持ちで現地の施設の方に(初めて)問い合わせたところ、私の行く日がちょうど個体数調査の日で同行させて頂いてしまいました!2月の香港研修に続いて、なんという幸運!
まだ現地の詳しい越冬場所の情報は出せないということで、写真などは伏せますが、20羽以上のクロツラたちを観察することができました。中には黄色い繁殖羽が出ている個体も。
そのあとは、霧島錦江湾国立公園のビジターセンター「重富海岸自然ふれあい館」にも連れていって頂きました。
まず驚いたのは、その立地!建物周辺の松林を抜けると目の前干潟が広がり、その先には桜島!東京湾とはまるっきり異なるのは当然ですが、かなり贅沢な景色で、これだけでも一見の価値ありです。
建物も、まだ完成して2年ほどと新しくきれいな施設で、しかもスタッフの方々の熱意と愛情のこもった館内展示となっていました。

ラボもあります。こういう科学的な視点の大切さを伝えることも重要ですね。

湾内の魚の展示もありました。海水魚の飼育はなかなか手間がかかるそうです。別の水槽ではゴカイも飼育していて、水槽のガラスごしにゴカイの観察もできます。
いつか、葛西に新しいビジターセンタができるときの参考にしたいアイデアがいろいろとありました。
最後に。今回ご案内いただいたのは、重豊海岸自然ふれあい館のスタッフもされている
NPO法人くすの木自然館の浜本さんです。やさしそうな笑顔ですが、親子二代でこの業界で活躍している、かなりの強者(薩摩隼人)のようです。前述のように初めてお会いしたのですが、環境省に入った大学の同期とも知り合いだと判明。相変わらず狭い業界のようです。


最後は、浜本さんおすすめの鹿児島ラーメンで〆となりました。とんこつ味ですが、博多のものより魚介系の風味もあり、かなり美味しかったです!
初の鹿児島本土でしたが、鳥を見に行くにも、観光でも魅力的な土地でした。桜島だけでも見に行く価値ありですよ。
