ラムサール条約保全地域登録に関する小池知事の発言には驚きましたね。大きな取り組みに期待しつつ、「ひがた・たんぼ倶楽部」では出来ることをコツコツと続けていきます。
前回の活動では、下の池「亀島(通称)」でコチドリが営巣する環境をつくるために草本類を抜き取りました。春を待ちわびていた植物たちが一斉に出始め、秋から冬にかけて砂地にしたエリアは緑色に変わりつつあります。
抜き取り範囲は営巣実績のある亀島東側(第一観察小屋側)を重点的に。I君も珍しく、一生懸命作業をしてくれて大助かり。明日も期待しているよ。
コチドリの飛来数が増えるまで、
抜き取った場所は防草シートで覆います。つぎはぎなのは、過去に違う場所で使っていたものをリユースしたため。 1時間30分の作業を終えた後は場所を上の池に移して、カエル調査のリベンジ。前々回(2月18日)は成体も卵塊も発見できませんでしたが、「たんぼ」「カワセミ池」で14個の卵塊を確認しました。
( アズマヒキガエルの卵塊 2017.3.4 上の池 撮影:大原 )
気になるのは数が減っていること。過去の結果と比べてみます。
2010年以前は成体が500匹以上集まっていました。子ガエルたちの上陸シーズンともなると、園路は黒い粒粒(子ガエル)が目立っていましたが、近年は見られません。カエルたちの将来が心配です・・・。
さて次回は、下の池でコチドリの営巣整備作業を行います。皆様の参加をお待ちしております。(大原)
【次回のひがた・たんぼ倶楽部のお知らせ】
■日 時:3月18日(土) 13:00~15:30
■集 合:鳥類園ウォッチングセンター1F スロープ前
■作業場所:下の池「亀島(通称)」
■作業内容:亀島に生えている草本類を抜き取り、コチドリの営巣環境を創出します。
■対 象:小学生以上
■持 ち 物 :かなり汚れても良い服、帽子、着替え、タオル。
■申 込:当日受け付けます(荒天中止)
■保 険:ボランティア保険への加入をおすすめします。