香港から帰って来て、1週間ぶりの葛西勤務です。所変われば鳥変わる、香港と鳥類園では普通種が全然違いますね。ヒヨドリは香港では見られず、代わりにコウラウンとシロガシラ(どちらもヒヨドリ科)がたくさん。葛西では極普通にいるヒヨドリは、日本周辺でしか見られない鳥なんだなぁと再認識した研修旅行でした。(小島)
・カモ類・・・上の池のホシハジロがまた増えて約750羽、キンクロハジロ33羽、ハシビロガモ15羽、オカヨシガモ、コガモ、オナガガモ、カルガモ…など。
・カイツブリ類・・・上の池で4羽。盛んにケリリリ…と鳴いています。そろそろ巣作りが始まる頃でしょうか。
・サギ類・・・下の池にアオサギ2羽、夕方にコサギが2羽上の池に出てきました。
・クイナ類・・・上の池でオオバンが5羽。
・シギ・チドリ類・・・下の池の亀島周辺にタシギが3羽。朝は第一観察小屋からもよく見えました。
・猛禽類①・・・26日の朝9時頃、上の池の上空をオオタカの成鳥が飛びました!カメラをまだ出していなかったので、白いお腹を眺めるだけで写真は撮れず…。他にはノスリが2羽、上の池の通称たんぼでカエルを捕食。
・猛禽類②・・・東なぎさにミサゴが2羽。香港ではミサゴの人工巣台を設置しているのを見かけましたが、東なぎさでも巣台を作れば営巣するでしょうか。
・カワセミ・・・上の池の中之島付近に1羽、下の池の亀島付近に1羽いました。
・小鳥類①・・・シメとアトリを上の池の通称かわせみ池で見かけました。
・小鳥類②・・・アリスイとトラツグミが、下の池(亀島付近)でよく姿を現してくれました。アリスイはキィキィキィという高い声に注意して探すのがオススメです。トラツグミはセンターと第一観察舎の間のヨシ刈りしてある水辺によく出てくるようです。
・その他・・・コゲラ、アリスイ、モズ、オナガ、カケス、ハシブトガラス、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、トラツグミ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、アトリ、シメ、アオジ、オオジュリン…など。ほか、キジバトとドバト。
(ホシハジロの雌雄
Aythya ferina 2017.2.26 上の池 撮影:小島)
左側の色がはっきりしている方が雄、右が雌。今現在、上の池で最も数が多いカモです。
(ハシビロガモの雌雄
Anas clypeata 2017.2.26 上の池 撮影:小島)
こちらも同じく左が雄、右が雌です。くちばしが幅広くなっているのが名前の由来。
(部分白化スズメ
Passer montanus 2017.2.26 上の池 撮影:小島)
ウォッチングセンター前のヨシ原で、頭の羽が一部白化しているスズメを見かけました。奥側の個体は7枚ほど、手前の個体は1枚だけ白い羽が混ざっています。