鳥や昆虫・植物の様子を見ていると、少しづつ秋に向けて季節が移りゆく様子をひしひしと感じますね。先週の鳥類園情報です。(小島)
・カモ類①・・・カルガモ37羽。年に1回の翼の羽の交換(換羽といいます)シーズンで、翼の羽がなくなっているカルガモが多いです。
・カモ類②・・・先週はホシハジロのみの確認。前の週にいたマガモ・コガモ等もおそらくどこかに隠れているのですが、見られませんでした。
・カイツブリ類・・・少し数が減って6羽。主に上の池で見られます。
・サギ類・・・昼間は殆ど見られませんが、夕方の塒(ねぐら)入りでダイサギ10羽、コサギ15羽。初めに上の池に集合し、その後は下の池に移動することが多いようです。その他、ヨシゴイの確認も!上の池のヨシの中から一瞬だけ飛んだ所が見られました。夏の間ずっといるのですが、見られるところに出てくるのがほんの一瞬なので、写真撮影は難しいですね。
・シギ・チドリ類・・・鳥類園内では下の池にコチドリ3羽、イソシギ2羽。4日は東京湾シギチドリ一斉調査だったのですが、東なぎさではホウロクシギ(1羽)・ダイシャクシギ(1羽)・チュウシャクシギ(8羽)・オバシギ(3羽)・キアシシギ(2羽)・アオアシシギ(1羽)・シロチドリ(4羽)…などが見られました。シギ・チドリ類ではありませんが、一斉調査中にアジサシとイソヒヨドリも西・東なぎさで確認しました。
・猛禽類・・・先週はオオタカ出ませんでした。東なぎさではミサゴとトビが見られます。
・カワセミ・・・調査時には1羽しか出ませんでしたが、他の日に2羽(どちらも幼鳥)いるのを見ました。見られた場所は上の池の通称「かわせみ池」もしくは下の池の擬岩付近・亀島付近など。
・小鳥類①・・・小鳥類が冬に向けて群れ始めています。シジュウカラとコゲラの群れ、オナガの大群、コムクドリの小群などなど。コムクドリはあちこち移動しているようで、ここなら見られる!と断言できません。
・小鳥類②・・・土曜日(3日)に上の池周辺でセッカが見られました。渡り途中で立ち寄ったようです。
・その他・・・ヒバカリやアオダイショウなどのヘビ類も見られました。
(カワセミ幼鳥
Alcedo atthis 2016.9.4 上の池 撮影:山下)