こんにちは。アルバイトスタッフの沖田です。公園内の桜は、あっという間に満開になりました。花の蜜を吸いにやってくるヒヨドリやメジロたちも、心なしか嬉しそうに見えます。
今回は、4月1日(金)に実施した全域調査で観察した野鳥たちを、いくつか紹介したいと思います。
鳥類園では、オオタカ、ハイタカ、チョウゲンボウと、3種の猛禽類を観察することができました。この冬も私たちを楽しませてくれた猛禽類たちですが、春になるとその多くは葛西から離れ、繁殖地へ移動してしまいます。少し名残惜しいですね。
( オオタカ
Accipiter gentilis 2016.4.1 上の池 撮影:大原 )
鳥類園の東側では、オナガが1羽、水道に止まっていました。よく見ると、溜まっていた水を飲んでいます。池で水を飲むオナガを見かけることはありますが、水道で飲んでいる姿は初めて見ました。オナガは、1年を通して見ることができる留鳥です。普段、注目されることは少ないですが、じっくり観察すると、思いがけない行動を見ることができるかもしれません。
( オナガ
Cyanopica cyanus 2016.4.1 上の池 撮影:大原 )
下の池では、2羽のアオアシシギが。走り回りながら獲物を探す姿は、いつ見ても飽きません。アオアシシギは、冬の間も確認されていましが、他のシギ・チドリの仲間も、すでに渡りの時期を向かえつつあります。これからの季節、シギ・チドリからますます目が離せません。
( アオアシシギ
Tringa nebularia 2016.4.1 上の池 撮影:大原 )
公園全域調査の報告でしたが、すべて鳥類園内の情報になってしまいました。