もうすぐ、クリスマス。でも個人的にはトナカイよりも、中山に集うサラブレットたちが気になります。年明けに高額なスコープや双眼鏡を手にしていた場合には察してください。
それでは先週末の鳥類情報です。(大原)
・カモ類・・・個体数は増えません。ホシハジロ約200羽、コガモ25羽、ハシビロガモ8羽、キンクロハジロ4羽、カルガモ2羽、スズガモ1羽。
・カイツブリ類①・・・カイツブリが鳥類園には4羽。
・カイツブリ類②・・・海側には、カンムリカイツブリとハジロカイツブリがいます。鳥類園と東なぎさの間にいたハジロカイツブリは、ケフサイソガニ類のようなものを捕えていました。
・サギ類・・・19日(土)にダイサギが下の池にずっといたので、しばらく行動を追ってみると、ゴカイを何度も食べていました。魚を食べたほうが高カロリーな気がしますが・・・。
・クロツラヘラサギ・・・東なぎさの西側導流堤にいました。潮が引くころには西なぎさにやってくるかと思って用事ついでに見に行きましたが、残念ながらいませんでした。
・クイナ類・・・バン1羽、オオバン約10羽。来園者情報では、ヒクイナも確認されています。
・シギ・チドリ類①・・・鳥類園内では、アオアシシギが3羽。ダイサギと同じようにゴカイを食べていました。
・シギ・チドリ類②・・・19日夕方(クロツラを探しに行った時)、西なぎさの干潟にはハマシギ35羽、シロチドリ2羽、トウネン1羽がいました。夕日に照らされて美しかったです。
・猛禽類①・・・オオタカの幼鳥が2羽います。獲物を襲ったときにずぶ濡れになって上の池の杭の上で羽を乾かしたり、下の池「亀島」にあるウォッチングセンターから一番近い岩場にとまったり(すごく近かったです)、「ピィェー、ピィェー」と鳴き交わしていたり、なにかと楽しませてくれています。あっ、成鳥も1羽います。
・猛禽類②・・・ハイタカもよく確認されていて、ウォッチングセンターから見えるマンションの屋上にとまりました。他には、ミサゴ、トビ、チョウゲンボウ。
・猛禽類③・・・東なぎさには、ミサゴが数羽、ノスリ2羽、トビ。
・カワセミ・・・上の池の杭に2羽とまりました。
・小鳥類①・・・ホオジロがウォッチングセンター付近の上の池水路で♂♀1羽ずつ。ヨシの穂を食べていました。
・小鳥類②・・・ジョウビタキの♂が磯の小路の北側にあるトイレの近くで確認されました。
・小鳥類③・・・その他には、モズ、オナガ、ウグイス、メジロ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、アオジ、オオジュリンなど。

( 羽を乾かすオオタカ幼鳥
Accipiter gentilis 2015.12.20 上の池 撮影:山下 )

( ハイタカ
Accipiter nisus 2015.12.20 上の池 撮影:中村 )

( ヨシの穂をつまむホオジロ
Emberiza cioides 2015.12.20 上の池 撮影:山下 )

( ジョウビタキ
Phoenicurus auroreus 2015.12.20 下の池 撮影:沖田 )