今シーズンは猛禽類が多いです。先週末も上空を飛翔する様子や捕食する姿も観察できました。
そして今週土曜日は山本正臣さんの代役として、久しぶりに恩田くんが登場します。植物感察ツアーも担当しますので、ぜひ
からかい応援しに来てください。(大原)
・カモ類①・・・ホシハジロの個体数が100羽を超えました。ほぼ例年通りです。次の大台(1,000羽)はいつ超えるのか、ちなみに昨年度は1月中旬です。
・カモ類②・・・その他は個体数の多い順に、コガモ42羽、ハシビロガモ10羽、キンクロハジロ6羽、カルガモ4羽です。
・カモ類③・・・23日にホオジロガモ♀が水路にいたそうです。
・カイツブリ類①・・・鳥類園内のカイツブリは最大で5羽(上の池4羽、下の池1羽)。
・カイツブリ類②・・・東なぎさのカンムリカイツブリは23日に約650羽いました。
・カワウ・・・下の池で14羽が追い込み漁をしていました。水路では400羽による大規模な追い込み漁も観察することできました。
・サギ類・・・14日に確認されたサンカノゴイは見つからず、ヨシゴイも2週間以上確認されていません。よっていつもの3種(アオサギ4羽、ダイサギ4羽、コサギ3羽)のみ。
・クイナ類①・・・来園者情報ではヒクイナが22日に確認されています。
・クイナ類②・・・オオバンは36羽に増加し、バンは2羽。
・シギ・チドリ類・・・アオアシシギを最大6羽まで確認しました。アルバイトスタッフのOさんの話では、アオアシシギが死んだ魚を嘴でくわえては落とすという行動を繰り返していたそうです。
・猛禽類①・・・21日はオオタカ幼鳥が上の池の杭にとまりました。そのすぐ近くをコガモが泳いでましたが、幼鳥だから恐れられていないのでしょうか。23日は成鳥が上の池でカモ類?を狩り、ウォッチングセンターから見える場所で捕えた獲物を食べてました。4時間も観察することができ、多くの来館者に紹介することができました。
・猛禽類②・・・その他には、21日にノスリとチョウゲンボウが同時旋回していたり、23日はノスリ2羽が同じクロマツにとまったりしていました。
・猛禽類③・・・鳥類園での確認種は、オオタカ2羽、ハイタカ1~2羽、ノスリ2羽、トビ1羽。東なぎさにはミサゴもいます。
・カワセミ・・・最近の雨で水位が上がったとはいえ、それでも浅いクイナ池でダイブしていました。
・小鳥類①・・・今年も警戒心の低いアオジがいます。人との距離が近くて、スマホでも撮影できてしまいます。
・小鳥類②・・・その他には、モズ、ジョウビタキ、セグロセキレイ、ホオジロ、オオジュリンなど。来園者情報ではヤマガラ、キクイタダキも。

( 魚の死体をくわえるアオアシシギ
Tringa nebularia 2015.11.21 下の池 撮影:沖田 )

( カモ類を食べ終わった直後のオオタカ成鳥
Accipiter gentilis 2015.11.23 上の池 撮影:大原 )

( 杭の上にとまったオオタカ幼鳥
Accipiter gentilis 2015.11.21 上の池 撮影:沖田 )

( 頻繁に姿を現すノスリ
Buteo buteo 2015.11.21 上の池 撮影:沖田 )