先週の日曜は、東京湾のシギ・チドリの飛来状況を一斉に把握するイベントがあったのですが、鳥類園では調査時間内に見られたのはアオアシシギ1羽のみ!非常に残念な結果となりました。夕方にはウォッチングセンターから見える範囲で8羽にまで増え、下の池は採食空間というよりは、満潮時の休息空間としての役割の方が大きいかもしれません。(忠)
・カイツブリ・カワウ・・・「上の池」の海側でふ化したカイツブリの雛1羽は、元気に親鳥と一緒にいました。
・カモ類・・・カルガモが10羽ほどいたほか、コガモが2羽、夕方の「下の池」で見られました。また、11日(金)ですが、同じく下の池でマガモの♂(エクリプス)が、1羽、義岩近くにいました。こちらは夕方には海へ飛び立っていき、まだ南下の途中だったようです。
・タカ類・・・ミサゴはいつも通り、「下の池」にやってきています。最近は杭の上は嫌がって、マツの木で休むようになっています。このほか、お客様からの情報で、オオタカとチョウゲンボウが見られたそうです。
・バン・・・「上の池」「下の池」それぞれで1羽ずつ、幼鳥が見られました。
・シギ・チドリ類①・・・上記のように、日曜、アオアシシギは夕方に8羽になりました。同じころ、コチドリ1羽も確認。なお、土曜日まではタカブシギも1羽いました。
・シギ・チドリ類②・・・西なぎさで干潟の定生生物の調査をしていた大原くんから、オオソリハシシギやダイシャクシギがいたとのこと。
・サギ類・・・いつものコサギ、ダイサギ、アオサギのほかに、チュウサギ1羽、ゴイサギ2羽(幼鳥)が見られました。また、上の池の上空を、ヨシゴイが飛んだそうです。
・小鳥類①・・・コゲラが1羽、シジュウカラに混じっていました。
・小鳥類②・・・ガイドツアー中に、上の池の「たんぼ」でモズのメスを発見。参加者のみなさんとじっくり観察できました。バッタをつかめては、足で押さえながら食べていました。
・小鳥類③・・・ムクドリの幼鳥の群れが、飛び回っていますが、コムクドリはいないようです・・・

(皆さんがミサゴに夢中だったころ、ひっそり休んでいたマガモ♂ 2015年9月11日 下の池 撮影:中村)