9月1日(火)に葛西臨海公園・海浜公園全域の調査を実施しました。「調査結果をブログで報告したい。でも他にやりたいことが・・・」とぼやくと、アルバイトスタッフの今野さんが名乗り出てくれました。(大原)
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皆様、こんにちは。今野です。
調査当日は雨が降ったり止んだりの天気でした。集合場所のウォッチングセンターを出発した後、下の池水門でカワセミの若鳥♂♀を同時に観察し、今日は良いことがありそうだなと素敵なスタートをきりました。
■葛西臨海公園(鳥類園外) まずはサービスセンターに向かって歩いていると、第3駐車場付近で、コゲラが木から木へ颯爽と飛ぶ姿を見せてくれて、「ギィーーー」と3度も鳴いてくれました。コゲラファンの私にとってはうれしい出来事でした。
その後、さらに進むと、カラスたちの声が気になります。なぜか朝から妙に騒がしかったのです。その理由は、のちに分かることに。
■海浜公園事務所前の水路 この場所では、おもしろいエピソードがありました。イソヒヨドリ2羽を大原さんが発見し、しばらく観察していると、ぐぜりのようでしたが、かわいらいい声で鳴き始めました。イソヒヨドリも秋にさえずるのですね。そして、さえずるイソヒヨドリに対して、ハクセキレイが追いかけまわしていました。ハクセキレイは本当に気が強いですね…。

そうこうしているうち、イソヒヨドリがいた場所のすぐ近く、白い柵の下には、黄緑色の足が見えます。白い柵が死角となって体と頭が見えなかったので「誰?」となりましたが、すぐに顔をみせてくれたおかげでササゴイの若鳥であることが分かりました。もし、この場所でイソヒヨドリを観察していなかったら、ササゴイに気が付かなったと思います。野鳥との出会いはタイミング。ご縁ありきであることを実感した3人でした。

■西なぎさ・東なぎさ
雨の西なぎさは来園者が少なく、鳥たちの楽園のようで、サギ類がたくさん見られました。魚を追いかけるコサギ、対照的に雨に濡れて哀愁ただようチュウサギなどの様子を観察しました。
一方で、シギ・チドリ類はまだまだ少ないようです。西なぎさでは、冬羽に変わりつつあるメダイチドリ3羽とダイゼン1羽がいました。そろそろシギ・チドリの群れを見たいですね。

■クリスタルビュー周辺
西・東なぎさを調査した後、10羽以上のカラスたちが、クリスタルビューの屋根の上で騒いでいました。思わず視線を送ると、オオタカ成鳥♀が、カラスたちのすぐそばにとまっていました。そのうち、オオタカはカラスたちに追い回され、遠くに飛んで行ってしまいました。
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今野さん、ありがとう。今後も若者たちに頼ってブログを更新していこうと思いますので、楽しみにしてください。