昨日は、東京湾奥の野鳥等関連施設が日にちを合わせてトビハゼ(※1)の調査をする日になっていました。我々鳥類園スタッフも今年から参加することになり、5名で「下の池」の干潟を踏査してきました。
場所は、主に通称「擬岩」と「第二観察小屋」の間の干潟。胴長をはいて歩きながら、トビハゼの独特な巣穴を探します。実は2週間前にも練習をしたのですが、その日は雨で巣穴の形状が分かりにくく、今回が本番です。
よく似たヤマトオサガニの巣穴が多いのですが、1時間でなんとか3か所の巣穴を発見。しかも、1か所では成魚も発見できました。あともう1か所、判断が付きにくい巣穴は、水族園の方(※2)に写真判定していただく予定です。(忠)

(巣穴にいたトビハゼ
Periophthalmus modestus 2015年7月15日 下の池 撮影:中村)
※1:トビハゼは、環境省のレッドリストで準絶滅危惧、東京都のレッドリストでは絶滅危惧IA類となっています。
※2:水族園さんでは、8/1から
特設展「はまったらぬけだせない! 干潟の誘惑 ──東京湾のトビハゼとその仲間たち」を開催予定です。
(おまけ)昨日はご存じのとおり、ヒジョーーーーに暑い日で、しかも潮の関係で調査はお昼!しかも泥に足がとられてなかなか動けず、我慢大会どころではなく、命の危険を感じるほどでした・・・。