5月13日(水)に確認されたコアジサシの2つ巣は、残念ながら、どちらもカラスに食べられてしまいました。でも、保護区内では別の番が求愛給餌や造巣行動をしていたので、新しい巣が見つかることを期待していました。(大原)

( 産卵場所を探し中・・・コアジサシ
Sterna albifrons 2015.5.13 葛西海浜公園西なぎさ 撮影:大原 )
そして1週間後の5月20日(水)、コアジサシは期待に応えてくれていました。

( 今シーズン3巣目・・・コアジサシの抱卵
Sterna albifrons 2015.5.20 葛西海浜公園西なぎさ 撮影:大原 )
皆様にお願いです。保護区の近くで野鳥を観察される際には、なるべく保護区のカラーコーンから離れて観察されるようお願い致します。コアジサシが保護区内を利用してくれなくなります。
今抱卵中のコアジサシも保護区から近い場所に巣をつくったため、カラーコーンにぎりぎりまで近付いて観察すると、警戒した親鳥は抱卵をやめて飛び去ってしまいます。もちろん、その場から人が離れるまでは巣に戻ってきてくれません。抱卵することで親鳥は卵の温度を調整してますので、これができなくなってしまうと、その卵は孵化しなくなる恐れがあります。コアジサシを間近で観察・撮影したい気持はすごく分かりますが、ご理解とご協力のほど何卒よろしくお願い致します。

( 保護区から離れて観察される方々 2015.5.20 葛西海浜公園西なぎさ 撮影:大原 )
そしてカラス対策は現在調整中です。森ヶ崎水再生センターの屋上でかなり効果をあげている対策を近日中に実施します。