下の池「擬岩」観察舎目の干潟には、シギ・チドリ類が少しずつ飛来しています。先週末はチュウシャクシギとオオソリハシシギの2種が、今シーズン初確認されました。
チュウシャクシギは鳥類園内では1羽だけでしたが、海側のカキ礁では複数羽いたそうです。

( チュウシャクシギ
Numenius phaeopus 2015.4.19 葛西臨海公園鳥類園 撮影:山下 )
オオソリハシシギが鳥類園内には飛来するのは稀です。過去10年間の調査記録を調べてみると、2007年春、2008年春、2011年秋、2013年秋に記録があり、春の確認は7年振りとなりました。
東なぎさと西なぎさでは、ほぼ毎年確認されていると思います。

( ゴカイ?を食べる・・・オオソリハシシギ
Limosa lapponica 2015.4.19 葛西臨海公園鳥類園 撮影:山下 )
その他には、アオアシシギは6羽に増え、トウネン、タシギ、コチドリも確認されています。

( アオアシシギ
Tringa nebularia 2015.4.19 葛西臨海公園鳥類園 撮影:大原 )

( コチドリ
Charadrius dubius 2015.4.19 葛西臨海公園鳥類園 撮影:大原 )
シギ・チドリ祭りを開催する5月4日~5日には、もっと増えることでしょう。各日、シギ・チドリ観察ツアーを3回実施しますので、ぜひご参加ください。(大原)