日曜日に大寒波が日本列島を襲いました。天気予報士が散々脅していたので覚悟はしていましたが、すさまじい寒さでしたね~。上の池のカモたちも寒かったのか、風があたらないヨシ原の中に隠れていました。鳥たちにとってもあの寒波はつらかったみたいです。(田邉)
・カモ類①・・・先週に引き続き、パンダガモことミコアイサが見られました。クロツラヘラサギに続く人気者となっています。その他には、カルガモ、コガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、オカヨシガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモが見られました。
(■ミコアイサの♂ 上の池 2005年12月17日 撮影:田邉)
・カモ類②・・・寒波が吹き荒れた18日の夕暮れ時、上の池にいた2000羽近くのホシハジロが東なぎさに向かって大移動をしているのが観察できました。20~30羽の群れごとに移動をしていると思われ、ウォッチングセンターの上空を次々に越えていきました。東なぎさに食べものを探しにいったのかもしれませんね。
・タカ類・・・寒さのためか、今週はあまり見られませんでした。鳥類園内ではオオタカ、ハイタカのみの確認となりましたが、東なぎさではハヤブサの成長とミサゴが見られました。
・カモメ類・・・ユリカモメの他、ズグロカモメが観察できました。一見そっくりなこのカモメたちも、飛び方が微妙に異なるようです。今度じっくり観察してみてください。
・シギ・チドリ類・・・下の池に入ってくることが珍しいシロチドリが18日に確認できました。シロチドリは西なぎさの方ではよくみられるのですが、鳥類園内ではあまり見られません。セイタカシギ、オオハシシギはタカたちを避けているのか、ディズニーランドの方面に移動しているようです。
・小鳥類・・・エナガ、シジュウカラ、モズ、ウグイス、ツグミ、アオジなどが観察できました。今年はツグミの飛来数が全国的に少ないみたいですね。去年は園内にたくさんいたのに寂しい限りです。トラツグミも少ないのでしょうか?
(■おまけ・カマキリの巣 ウォッチングセンター南側 2005年12月17日 撮影:田邉)
※鳥類園内ではたくさんのカマキリの巣が見つけられます。