26日(土)に通過した台風の影響で、下の池の水位は上がり、干潮でも干潟が現れませんでした。(大原)
・カモ類①・・・ヨシガモが2羽いました。どちらもオスで、1羽は換羽がかなり進んでいました。
・カモ類②・・・コガモ24羽、オカヨシガモ8羽、キンクロハジロ4羽、マガモとハシビロガモが2羽ずつ、着々と渡っています。ちなみにカルガモの個体数は14羽で、繁殖後期のピークに比べると半数以下です。
・カモ類③・・・東なぎさのスズガモは1,500羽。アメダスの位置からカウントしました。
・カイツブリ・・・上・下の池に4羽。
・サギ類①・・・アカガシラサギは確認できませんでした。渡去したと考えると、滞在期間は7月25日~10月13日になります(鳥類園スタッフの記録のみ)。アカガシラサギが長期滞在するようになった2011年の確認日数は87日間、翌2012年88日間、そして今年・2013年が85日間。年によって、飛来時期は2ヶ月ほどの幅がありますが、日数はほぼ同じです。
・サギ類②・・・特に目立った種類や行動は確認されず、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、コサギの4種のみ。
・カワウ・・・水位が上がった下の池で、小さな群れで追い込み漁を行っていました。
・クイナ類・・・バン1羽、オオバン11羽です。
・カッコウ類・・・ツツドリと思われる個体が、通称「クイナ池」で確認されました。公園西側にも1羽いたそうです。
・シギ・チドリ類①・・・クサシギはまだいました。下の池「通称:亀島」周辺でずっと行動していました。
・シギ・チドリ類②・・・その他には、アオアシシギとタシギ。
・カモメ類・・・ユリカモメの個体数が増え、夏鳥のウミネコは減っています。今さらの話題ですが、
BIRDERの今月の特集はカモメでした。おもしろかったです。
・猛禽類・・・ノスリを約20日振りに確認しました。東なぎさには、ミサゴ1羽とトビ2羽も。
・カワセミ・・・2羽いるようです。
・キツツキ類・・・コゲラが1羽。
・小鳥類①・・・大型ツグミの声を聞きました。例年、11月からツグミの確認件数は増えますが、個体数が多くなるは12月です。
・小鳥類②・・・すでにじわじわと増えているのはメジロです。昨シーズンはヒガラと混群をつくっていましたが、今シーズンはどうなるでしょう。
・小鳥類③・・・キセキレイ、セグロセキレイ、ハクセキレイを27日に確認しました。ちょっと嬉しかったです。

( クサシギ
Tringa ochropus 2013.10.27 下の池 撮影:大原 )

( アオアシシギ
Tringa nebularia 2013.10.27 下の池 撮影:大原 )

( キセキレイ
Motacilla cinerea 2013.10.27 下の池 撮影:吉田 )

( コゲラ
Dendrocopos kizuki 2013.10.27 下の池 撮影:吉田 )