鳥の少ない時期です。こんな時期はたくさんの種類を見ようとせずに、1個体をじっくり観察しましょう。今まで見えなかったことや、気づかなかったことに気づくかもしれません。と偉そうにコメントしていますが、鳥よりも昆虫を見てしまいます。(大原)
・カモ類①・・・カルガモの雛連れは少なくとも4番以上います。
・カモ類②・・・その他には、オナガガモとスズガモが1羽ずつ。
・カイツブリ・・・2羽連れ、1羽連れの2番。うち1羽連れは親鳥から離れて行動するようになりました。
・サギ類・・・ヨシゴイが29日早朝に3羽もいたそうです。そういえば、今年はアカガシラサギがまだ来ませんね。
・クイナ類・・・バン1羽のみ。
・シギ・チドリ類①・・・セイタカシギが3番に増えました。後頸の黒いオスが1羽いますが、このオスの番が交尾をしました。確認日時は30日9時50分、15時46分です。他の番でも交尾を確認した方は是非教えてください。
・シギ・チドリ類②・・・キアシシギが5羽やってきました。秋の渡りでしょうか。
・シギ・チドリ類③・・・その他には、コチドリ4羽、イソシギ1羽です。東なぎさにはミヤコドリもいました。
・コアジサシ・・・たまに1羽でやってきます。
・猛禽類・・・ミサゴが東なぎさにいました。
・カワセミ・・・繁殖期に入ってから確認が途絶えていましたが、29日に上の池で確認されました。3月31日以来、約3ヶ月ぶりの記録です。
・小鳥類①・・・オオヨシキリがウォッチングセンターの近くで繁殖しています。獲物を運んでいる成鳥がいたので、雛が孵っているのでしょう。
・小鳥類②・・・イワツバメが少ないです。6月の確認日数は9日間のうちたったの3日。記録の多かった2年前までは毎日確認され、個体数も3倍。
・小鳥類③・・・モズ、コムクドリ、ヒメアマツバメなど。
・その他・・・タヌキがまた現れました。場所は下の池「亀島」湿地です。そのときの野鳥たちの行動を観察すると、セイタカシギ、コサギ、ダイサギらはタヌキの周囲で騒ぎ立て、カルガモは雛たちを守るために偽傷行動を行いました。親鳥の名演技にタヌキはだまされ、雛たちがいた場所から遠くに移動させられました。
( カルガモ
Anas zonorhyncha 2013.6.29 下の池 撮影:中村 )
( キアシシギ
Heteroscelus brevipes 2013.6.29 下の池 撮影:中村 )