先週末は春の嵐で海の波は荒れ、園路は桜吹雪でした。野鳥たちも強風でうまく飛べず、苦労しているようでした(恩田)
・カモ類①・・・キンクロハジロは約150羽が上の池にいました。風が強いのでヨシの茂みに隠れているものも多かったです。
・カモ類②・・・その他、多かった順にコガモ14羽、ホシハジロ9羽、オカヨシガモ7羽、カルガモ、ハシビロガモ6羽ずつ、オナガガモ1羽。
・カイツブリ類・・・カイツブリ4羽。
・サギ類①・・・チュウサギが6日に下の池で確認されました。夏羽ではクチバシが黒く、目とクチバシの間は黄色くなっています。
・サギ類②・・・アオサギは8羽いましたが、今年も繁殖が確認されるでしょうか。その他、ダイサギ、コサギ。
・クイナ類・・・クイナは確認していませんが、バンが1羽(成鳥)、オオバンが6羽いました。
・シギ・チドリ類・・・6日にコチドリが6羽、アオアシシギ2羽、オオハシシギ1羽、イソシギ1羽が下の池で確認されました。7日はコチドリ以外の3種に加え、下の池の通称「亀島」近くにいるセイタカシギ1羽を確認しています。
・猛禽類・カワセミ・キツツキ類・・・確認していません。
・小鳥類・・・ツバメ3羽、ヤマガラ、ヒガラ1羽ずつなど。その他、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、ヒヨドリなどの鳴き声が園内の各所で聞け、賑やかになっていました。
・サクラ情報・・・ソメイヨシノやオオシマザクラは散りましたが、八重咲きのフゲンゾウがまだ散っておらず、今が見頃です(日曜の調査以降の強風で散っていなければの話ですが)。

(オオハシシギ
Limnodromus scolopaceus(左)とアオアシシギ
ringa nebularia(右) 2013.4.7 下の池 撮影:恩田)
越冬個体と思われるシギたちで、今まで時々下の池に来るものの、タカを警戒してかすぐにいなくなっていました。先週末はタカが見られなかったからか、長居していたようです。

(セイタカシギ
Himantopus himantopus 2013.4.7 下の池 撮影:恩田)
春の嵐で水位が増し、セイタカシギの自慢の、いえ、特徴である長い脚もほとんど浸かってました。

(ユリカモメ
Larus ridibundus 2013.4.7 東なぎさ間水路 撮影:恩田)
春の嵐の強風から逃れるため、700羽ほどのユリカモメが東なぎさと鳥類園の間の水路に避難していました。